オーストラリアGP決勝 ドライバーコメント
2009 FORMULA 1 ING AUSTRALIAN GRAND PRIX (Melbourne)

※レース後、3位だったヤルノ・トゥルーリに25秒加算ペナルティが下され、トゥルーリは12位に降着。ルイス・ハミルトンが3位に、以下、セバスチャン・ブルデーまでがポイント圏内で1つずつ順位をあげた。

ジェンソン・バトン (1位)
「信じられない日だ!これはブラウンGPで僕たちが一緒に働くの初レースでまるでおとぎ話のような結末だ。簡単な勝利のようにみえるかもしれないけど、今日は全く楽ではなかったんだ。でも、僕たちはマシンをホームに戻した。それが一番重要なことだね。この勝利は、僕のためであり、家族、チームのものだ。衝撃的な数ヶ月だったし、こんなに力強く、そして決して信念を失わなかった、みんなに心から感謝したい。今週、僕たちが成し遂げたこと全ては、僕たちみんなのここ数カ月の懸命な作業の結果だ。僕自身もそうだし、このチームはもっともっとやれると思うので、とても興奮している。マレーシアが待ちきれないよ!」

ルーベンス・バリチェロ (2位)
「波乱に富んだ午後だったね!レース中は複雑な気持ちだった。正直、2位になれたことがとても嬉しい。スタートでアンチストールが効いて数ポジションを失ってしまい、僕にとっては本当にタフだった。そのあと、1コーナーの進入で後ろから激しくブルけられて、僕のレースは終わったと思った。ありがたいことにマシンは生き残り、僕は4位を争うことができたし、ベッテルとクビサの事故のアドバンテージを得られるポジションにいることができた。決して諦めてはいけないということだね!今日のジェンソンの素晴らしい勝利におめでとうと言いたいし、こんなに素晴らしいマシンを与えてくれたチームに心から感謝したい。僕たちにとって刺激的な旅の始まりになったね」

ルイス・ハミルトン (3位)
「現実的に期待していたよりも多くのポイントが獲れた。1ポイントでも多くポイントを獲りたかったので、6ポイントは偉業だね。僕たちは勝ち方を忘れていない。僕たちの戦略は完璧だったし、チームは素晴らしい仕事をした。僕たちのパッケージを考えれば、僕はマシンのありったけのペースを引き出したと思う。これまでの僕のベストレースのひとつだと思うし、精いっぱいの気持ちでレースをしたよ。とても満足している。また、ジェンソン(バトン)には心からおめでとうと言いたい。週末ずっと見事なドライブだった。彼と彼のチームは本当にこの結果に相応しいと思うよ」

ティモ・グロック (4位)
「4位に入賞できて嬉しいが、ヤルノにはとても残念な結果となった。ピットレーンからのスタートの後に、我々は上位に進めることが出来たので、我々の力強いパフォーマンスを見せることが出来た。我々のクルマは本当の速さを持っていることが証明された。とても良いレースとなった。今日の結果のために厳しい作業を行ってくれたチームに感謝を捧げたい。レースはとてもエキサイティングだったけど、ルノーのアロンソの後ろでなかなかオーバーテイクできずに、しばらくの間手こずってしまった。前方に車がいない際に、2番目に速いラップタイムを出せたから、パフォーマンスは確かに良くなっている。週末が始まる前に、冬季テストのパフォーマンスから判断して我々は力強く見えると述べたとおり、レースにおいてそれを見せることができたのは素晴らしいことだ。」

フェルナンド・アロンソ (5位)
「6位はベストな結果ではないけど、僕たちは満足しなければならない。難しいポジションからのスタートだったし、僕はターン1でワイドにプッシュしてしまい、後方に落ちてしまったからね。その後も困難だったので、ポイントを獲れたことは素晴らしいことだ。レース中に起こった事故やセフティカーによって、僕たちは6位でフィニッシュできた。全体的な結果と他のライバルをみれば、僕たちは結果に満足しなければならない。KERSに大きな違いは感じなかったし、その働きにはちょっと期待はずれだったよ。僕たちは次のレースでもう少しタイヤを働かせる必要がある」

ニコ・ロズベルグ (6位)
「チャレンジングなレースだったし、あちこちでミスがあった。まず僕の方は、1周目の3コーナーでドアを開けてしまい、いくつかポジションを失った。そのあと、最初のピットストップで問題があった。最初のセーフティカーのリスタート後の冷えたタイヤはとても困難だった。まったくグリップがなかったし、レースの終盤もそうだった。タイヤから全てを引き出してしまい、後ろを抑え続けることができなかった。それでも2ポイント良い結果だと思う。少今日のレースで僕たちの前でゴールした数チームよりも、僕たちのマシンが速いことがわかった。これからチャンピオンシップを戦っていく上では良いことだ。今日は新しいルールのおかげでエキサイティングなレースだったね」

セバスチャン・ブエミ (7位)
「初レースで初ポイントを獲れて、本当にハッピーだ。事故によって少し運が良かったかもしれないけど、それがなくても悪くはなかったし、僕たちの戦略はうまくいった。レースにはとても満足している。マッソと並んだときにリミッターボタンを押してしまうミスをしてしまったけど、彼はKERSを使ったとき、そのアドバンテージを痛感した。初レースでポイントを獲れて、いくらかプレッシャーがなくなったので、今日の結果を嬉しく思う。ここに来るまで、マシンをあまりテストできなかったことを考えると、チームは素晴らしい仕事をしたと思う。本当に夢のようだし、金曜日にはこの結果は想像できなかった。僕たちは良いポテンシャルを示せたと思うね」

セバスチャン・ブルデー (8位)
「序盤はかなりタフだった。たった3周で、オプションタイヤにグレイニングが出てしまった。何台かに抜かれて、チームが僕を呼び戻した。第2スティントは悪くなかったね。セーフティカーが出たときに、フィニッシュまでの燃料を積むべきなのは明らかだった。最終スティントは36周だったし、燃料の重量のせいで、クルマはトレーラーみないな感じになっていたから、あと何回かセーフティカーが出ていれば助かったんだけどね。クラッシュしなくてラッキーだと思っていたら、シートベルトが緩んでしまったんだけど、クルマの中で自力で締め直すことができたんだ。来週末のマレーシアで僕たちは、もう少し強くなっていると思うね」

エイドリアン・スーティル (9位)
「予想通り、とてもエキサイティングなレースだったね!スタートは良かったけど、1コーナーでたぶんマーク・ウェバーがスローダウンして、行き場がなくなってしまった。フロントウイングにダメージを負ってしまい、マシンをピットに戻さなければならなかった。僕はハイドフェルドのBMWの後ろでタイムを失ってしまった。僕の方が速かったけど、抜くことができなかった。最初のセーフティカーのあと、全てが調子良かった。中盤でソフトタイヤでショートスティンにする良い戦略があった。再スタートでは何台かを抜くことができたし、その後もハードタイヤは本当に良かったんだ。10位でフィニッシュできたし、この結果に満足できると思う」

ニック・ハイドフェルド (10位)
「今日のレース結果は、僕にとってかなり期待はずれだ。とても良いスタートを切って、すぐにポジションをあげることができた。戦略も有望だった。1コーナーのブレーキングゾーンでは僕の隣にクルマはいなかったので安全だと感じた。でも、トラックに真ん中くらいで、突然大きな爆発音が聞こえた。僕は新しいタイヤとフロントウイングを付けるためにピットインしなければならなかった。でも、マシンのダメージはそれ以上に大きくて、運転には絶望的だった。KERSは少なくとも、このような遅いクルマでポジトンを守るための助けになったと思う。でも、結局は11位でフィニッシュするか13位でフィニッシュするかはそんなに重要なことではない」

ジャンカルロ・フィジケラ (11位)
「ピットストップでしてしまったミスがとても悔やまれる。僕たちはいつも最後のスロットだったので、昨年と混同てしまったんだ。それで行き過ぎてしまい、ピットに引き戻してもらわなければならなかった。良い結果が得られそうだったことを考えると、本当に無念だ。でも、今回のレースからポジティブになれると思っている。他のクルマと戦うことができたし、クルマはレースを通して良い感じがしていた。今はマレーシアを本当に楽しみにしている」

ヤルノ・トゥルーリ (12位)
「3位でレースを終えたのにペナルティが課され、どれだけ失望しているか言い表せない。レース終了間際にセーフティカーが導入され、ルイス・ハミルトンが私を追い越した後、突然減速してコースの端にクルマを寄せた。彼に何か問題が発生したと思い、他に選択肢はなかったので、私は彼をオーバーテイクした。今日まで大きな努力を払ってくれたチームに感謝を述べたい。ピットレーンからのスタートだったにも関わらず、我々には表彰台を争える力があったのは事実だ。」
マーク・ウェバー (13位)
「フラストレーションが溜まるホームレースだったよ。壊れたマシンでのドライブは惨めな気分だった。今日はファンのために良い結果を出したかったけど、次のレースでリカバーするために全力を尽くすつもりだ。ここで結果が出せれば最高だったんだけどね。スタートはあまり悪くなかった。ターン1に着いたとき、そこがクリーンなことを確認していたんだ。でも、ルーベンス(バリチェロ)がかなり強引に僕の横に入ってきた。それで終わりさ。僕は大量のダウンフォースを失ってしまったし、その後は誰にも歯が立たなかった。チームにとってはタフな一日だったけど、僕たちは終わらない。マレーシアが1週間後だということを幸せに思っているよ」

セバスチャン・ベッテル (リタイア)
「僕は2番手で、有力なポジションにいた。それなのに、残り数周のところでロバート(クビサ)に対して、愚かなレース事故を起こしてしまった。ターンインしたとき僕が前にいたけど、コーナーでスピードを保つことができなかった。ロバートはハードタイヤで、ずっと速かった。接触したときは彼が前にいたけど、僕は行き場を失ってしまい、クルマを止めることも右に曲がることもできなかった。そして、僕はタイヤを失った。僕たち2人ともがレースを終えることになってしまって残念だ。彼を行かせるべきだった?僕たちは常に戦いたいと思うものなんだ。彼を行かせて3位を持ち帰るべきだったかもしれない。でも、これも人生なんだ。僕は順位を守ろうとして、コーナーの半ばあたりまでは理性を保っていた。でも、そのあとグリップがなくて衝突を避けることができなかった。チームにも、ロベルトにも申し訳なく思っている。僕だけでなく、彼のレースも終わらせてしまったのだから。チームは良い仕事をしてくれた。僕たちは冬の間に懸命に働いたので、クルマはとても良いと思う。今日はペースも良かったから、全体的に見れば満足していいと思う」

ロバート・クビサ (リタイア)
「がっかりだ!僕はこのレースに勝つチャンスがあったんだ。ジェンソン・バトンとセバスチャン・ベッテルはソフトタイヤで苦しんでいたけど、僕はハード側でずっと速くドライブできていたからね。セバスチャンは1コーナーでワイドになって、そのあと早めにブレーキを踏んだ。僕はすでに前にいた。でも、彼は僕を行かせたくなかった。そのあと、彼はアンダーステアが多くて、僕に当たった。僕のフロントウイングはマシンの下に入ってしまって、僕は5コーナーでクラッシュしてしまった。セバスチャンは少し楽観的過ぎたと思う。これが最終コーナーだったらOKだったけど、まだ3ラップあったし、僕はかなり速かったから、彼がポジションを守る可能性は現実的ではなかった。この時点まで僕たち2人は素晴らしい週末だった。そして、僕たちは何も持たずにメルボルンを離れる。本当に残念だよ!僕のクルマは非常に良かったし、特に第2スティントではベストラップタイムを記録していた。それがレースだ!」

キミ・ライコネン (リタイア)
「壁にぶつかったのは僕のミスだ。後半に起こったことを考えれば、僕は2位でフィニッシュできたかもしれないので残念だ。僕たちは貴重なポイントを失ったけど、マレーシアですぐに取り戻したいと思っている。このサーキットはあまりパフォーマンスを示さないので、マレーシアではもっとはっきりとした勢力図がわかるだろう。KERSはスタートではうまく機能したけど、それ以上はあまり使う余地がなかった。アドバンテージを得られると思えなければ、使わないだろう。主な問題はタイヤの管理にあることは確かだ。でも、僕たちは全体的なパフォーマンスも改善する必要があると思う」

フェリペ・マッサ (リタイア)
「今日、僕たちがブラウンGPのマシンを打ち負かせないだろうとはわかっていたけど、それでも良いレースができると思っていた。スタートは良かったけど、5〜6周でソフトタイヤに問題を抱えてしまった。あんなに早くピットに入らなければならない程にね。そのあと、僕たちは非常にアグレッシブな戦略にスイッチしたけど、ピットアウト後すぐにセーフティカーが入って、それは間違っていたことがわかった。3番手だとはわかっていたけど、リスタート後に僕の後ろにいて燃料が重いドライバーよりポジションを上げるよう頑張るには10周もなかったんだ。2回目のピットストップで、僕たちは10番手に落ちtけど、その後はとても遅くて、結局は問題が生じてリタイアしなければならなかった。僕の意見では、ブラウンGPを除けば僕たちはコンペティティブだと思う。でも、トップに立つには完璧に作業しなければならない。ここは部分的にトラックの表面がグリップしてくれないので、タイヤを働かせるのが非常に難しい。マレーシアへの解決策?懸命に作業するだけさ」

ネルソン・ピケJr. (リタイヤ)
「レースのはじめはいくつかポジションを上げられて幸運だったし、本当に満足だったよ。マシンは良かったし、一貫性のあるドライブができた。でも、セーフティカーが入ったとき、僕はプレーキに問題を抱えてスタートした。良いリスタートして、ニコ・ロズベルグをオーバーテイクしたけど、再びブレーキに触れたとき壊れてしまった。僕はスピンしたけど、幸運にもグラベルの上で止まったので、マシンにダメージは負わなかった。マシンはレースでは期待していたほどコンペティティブではなかったけど、それでもトップ8で走行していた。マレーシアのサーキットは僕たちにより合っているはずだし、来週良い結果を出すことができると確信しているよ」

ヘイキ・コバライネン (リタイア)
「本当に短いレースだったよ。ウェバーが1コーナーでぶつかってきて、彼のフロントホイールが僕の左フロントウイングにヒットしたんだ。レーシングアクシデントだったね。残念だけど、このようなことは起こるものさ」

F1オーストラリアGP 決勝:バトン優勝!ブラウンGPワン・ツー!

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストラリアGP