F1 ヘレス合同テスト 初日
F1合同テストが1日(日)、スペインのヘレスサーキットで再開した。

今回のヘレステストには、トロ・ロッソと旧ホンダを除く8チームがヘレスに集結。これまで各地でテストを行ってきたチームが2009年マシンのパフォーマンスを相対的に比較する初めての機会となる。またフォース・インディアは、ニューマシンVJM02での初めてのテスト参加となった。

初日のヘレスは午後から一時雨が降るコンディション。この日のベストタイムを記録したのは、レッドブルのセバスチャン・ベッテル。RB5で87周を走破したベッテルは、2番手タイムのフェリペ・マッサ(フェラーリ)に1.3秒差をつけるこの日ダントツとなる1分19秒055を記録。最下位のルノーには約3秒の差をつけ、RB5のパフォーマンスの高さと仕上がりの良さを見せつけた。

2番手タイムは、フェラーリのフェリペ・マッサ。午前中にストップし赤旗の原因となったマッサは、63周の走行で1分20秒330を記録。フェラーリは、今回のテストでエキゾーストの処理に変更を加えてきている。

3番手タイムは、トヨタの小林可夢偉が記録。マッサからわずかコンマ3秒となる1分20秒699秒を記録し、TF109の順調な仕上がり具合を感じさせた。

4番手はニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)。ウィリアムズは、コックピット両脇に“エイヒレ”のようなデバイスを装着したFW31を走らせた。5番手にはロバート・クビサ(BMWザウバー)が続いた。

6番手タイムは、フォース・インディアの新車VJM02のジャンカルロ・フィジケラが記録。31周の走行に留まったフィジケラだが、VJM02はBMWザウバー F1.09にコンマ3秒以内に迫る1分21秒584を記録し、上々の滑り出しとなった。

7番手はマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ。これまで2008年仕様のリアウイングでテストを行ってきたマクラーレンだが、この日は2009年仕様のリアウイングを装着。エギゾースト周りの処理にも変更が加えられた。

最下位はルノーのネルソン・ピケJr。序盤は順調に走行を重ねたピケJr.だが、終盤にトラブルで停止し赤旗の原因となった。

ヘレスF1合同テスト初日 (2009年3月1日)

順位ドライバーチームマシンベストタイム周回
1セバスチャン・ベッテルレッドブルRB51分19秒05587
2フェリペ・マッサフェラーリF601分20秒33063
3小林可夢偉トヨタTF1091分20秒69979
4ニコ・ロズベルグウィリアムズFW311分21秒17171
5ロバート・クビサBMWザウバーF1.091分21秒29247
6ジャンカルロ・フィジケラフォース・インディアVJM021分21秒58431
7ペドロ・デ・ラ・ロサマクラーレンMP4-241分21秒83194
8ネルソン・ピケJr.ルノーR291分22秒01152

F1 ヘレス合同テスト初日 画像

フェラーリ F60:エキゾーストの形状を変更 マクラーレン MP4-24:2009年仕様のリアウイングとエギゾーストの形状を変更 ウィリアムズ FW31:コックピット両脇に特徴的なデバイスを追加 フォース・インディア:VJM02でテストデビュー


このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果