F1 ハンガリーGP 決勝
FORMULA 1 ENI MAGYAR NAGYDÍJ 2012

1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「何て言えばいいんだろう?! 大喜びだよ! チームが本当に最高の仕事をしてくれた! 本当に最高の気分だ! 本当に楽しいレースだった。まったく簡単ではなかったけどね。実際、これまで走ったなかで最もタフなレースだった思う。でも、そうだね、だからこそよりいっそう嬉しい。69周ずっと多くのプレッシャーを受けていた。まずはロマン(グロージャン)、そのあとはキミがずっと僕の真後ろにいて、ペースを落とさないようにしながらタイヤを労わらなかければならなかった。本当にずっとトリッキーだった。このようなレース展開のときは落ち着いていられない。マシンの感覚は常に変化する。タップ毎にタイヤからのメッセージが異なるんだ。でも、最後までもたせることができた。ラップ全体、ラップ毎に後ろとのギャップを管理していた。特にピットストレートのDRSゾーンでオーバーテイクされないように、全ラップで最終コーナーで常に十分に大きなギャップを築いていなければならなかった。なんとか毎回それを成し遂げることができた。さっきも言ったけど、チームは本当に信じられないような仕事をしてくれたし、イギリスから来てくれたファンだけではなく、地元ハンガリーのファンも含めてブダペストで受けた声援は素晴らしかった。休み明けにやらなけれなならないことがたくさんあるのは確かだ。でも、今は、僕たち全員、家族や、人、ファンと一緒に祝いたいし、ボーダフォンのロケットレッドTシャツを着て、この瞬間を楽しもう。僕たちのように祝う人は誰もいないからね」

2位 キミ・ライコネン (ロータス)
「優勝できなかったのは残念だけど、チームにとって良い結果だし、その最終ステップを果たすためにプッシュし続けていく。スタートはそれほど悪くなかったけど、KERSに問題があって、フェルナンド(アロンソ)にポジションを奪われてしまった。KERSが再び働いたときには集団で動けなくなっていたのでちょっとフラストレーションが溜まったけど、一旦クリーンエアーに出たらプッシュすることができたし、2回目のピットストップでいくつか順位を上げることができそうだった。チームはロマンと非常に接近していると言っていたけど、最終的にOKだった。なんとかルイスを捕えることはできたけど、追い抜くことはできなかった」

3位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「チームにとって良い結果だけど、正直、ちょっとガッカリしている。最初の2つのスティントではずっとルイスとトップのために良いバトルをしていたけど、そのあとミハエルの後ろで動けなくなった。彼は青旗をまったく尊重していなかったし、多くのタイムが犠牲になった。それによってキミにポジションを奪われ、同時に優勝をチャンスを失ってしまった。ここはオーバーテイクがとても難しい。前のドライバーに近くたびにちょっとフロントのグリップを失っていたし、オーバーテイクは不可能だった。でも、それがレースだし、コンストラクターズ選手権のために多くのポイントを持ち帰れた。それは本当にポジティブなことだ」

4位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「全体的なスピードは、今日の実際の結果よりも良かったと思う。第1スティントでジェンソンの後ろでスタックしてしまった。彼の方が遅かったし、そこでタイムを失ってしまった。でも、もちろん単純にピットインしてもクリーンエアーに出られるわけではない。トラフィックがあるしね。やれることはあまり多くない。最後、タイヤはそんなに悪くはなかったけど、何かを試さなければならなかった。前のクルマのタイヤが悪化するかもしれなかったけど、それは起こらなかった。レースペースはとても良かったし、予選やスタートでもっとうまくやるかどうかは僕たち次第だ。そうすれば違ったレースになる」

5位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「ポジティブな結果だ。それについては間違いない。僕たちは十分に速くなかったので難しい週末になることはわかっていたけど、それでも僕たちはウェバーに対するリードを広げることができた。なので、チャンピオンシップという点では非常に良い週末だった。このような状況で、レッドブルの一台の前、もう一台の直後でフィニッシュできたことは非常に重要だった。理論上では僕たちは7位でフィニッシュすると思っていたからね。今週末、ハミルトンには手が届かなかったけど、ベッテルにそれほど離されなかったし、僕の意見では、チャンピオンシップの最も強いグループは僕の後ろだった。正しい戦略を選択できたと思う。ペレスの後ろで少しタイムを失ってしまったし、それでライコネンに順位を奪われてしまったけど、今日は彼には手が届かなかったかもしれない。僕たちには40ポイントのリードがあるし、シーズン前半、クルマはお世辞にもベストとは言えなかった。これからチャンピオンシップのリードを維持できるようにパフォーマンス面で飛躍を遂げなければならない。長期的に見て、今の僕たちでは十分ではないからね。僕たちがこの位置にいるのは、常に持っている最大限を発揮できたからだし、素晴らしい信頼性を記録してきたからだ。それがなければ、23戦連続でポイントフィニッシュはできなかった。7月はタフでストレスの多い月だった。今は完璧な状態で再びスパに行けるようにバッテリーを完全に充電するために少し休みたいし、シーズン後半戦も前半戦と同じくらいポジティブで生産的になることを期待している」

6位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「まずなにより、ルイス、そしてボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チーム全員に“よくやったね”と言いたい。みんな、素晴らしい仕事をしたよ! でも、僕にとっては、今日はルイスよりもかなりフラストレーションがフラストレーションを感じていたと思う。そうは言っても、オープニングラップのターン2でアウト側からセブを追い抜いて、そこでしっかりと3番手をキープできて本当に満足している。上位勢のペースにもついていけていたしね。実際、最初のピットストップの後も上位勢は見えていたし、まだかなり近かった。その後、3ストップ戦略でいくことに決めたけど、2回目と3回目のストップ後にトラフィックに遭遇してしまい、残念ながら、状況が本当に難しくなった。トラフィックにはまると、クリアなコースを走っているときよりもかなりラップが遅くなってしまうからね。でも、今週末はたくさんのポジティブなことがあった。僕たちのクルマが速いのは明らかだ。ホッケンハイムでは僕が示したし、ここではルイスがそれを証明した。シーズン後半戦もボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員がパフォーマンスの開発カーブを維持し、上昇させ続けるために懸命に作業してくれることはわかっている」

7位 ブルーノ・セナ (ウィリアムズ)
「今日は素晴らしいレースだった。戦略を働かせるために懸命にプッシュした。特に路面コンディションと天候は期待していたものとは非常に異なっていたからね。チームに満足しているし、この勢いを維持できることを願っている。多くのバトルがあったし、気温がとても高かったので、タイヤを生かしておくのが難しかったけど、9番手からスタートして7位でフィニッシュできたのは良い結果だ。今回は僕たちにとってターニングポイントだと思う。レースは良かったし、楽しい週末だった。チームは満足している」

8位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「終盤にみんながもう少しタイヤに苦しんでくれることを願っていた。僕たちは5番手にいて、いい感じのクッションがあったけど、今年はレース終盤にタイヤが機能しなくなる場面をたくさん見てきた。今日はそのやり方があまりうまくいかなかったし、何か違うことをやろうとしたなかでポジションを失った。終盤は速かったけど、ここはオーバーテイクが難しいし、仕事をすることができなかった。それでも、スタート位置からは3つ順位を上げられたし、ポイントも獲得できたので、残りのシーズンはかなりオープンだ」

9位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「僕のレースはスタートで台無しになってしまった。ホイールスピンしてしまった。おそらくクラッチがオーバーヒートしていたんだと思う。それで2つポジションを失って、そのあと順位を取り戻すことができなかった。このトラックはオーバーテイクが本当に難しいし、第2スティントでいくつかポイントはあったし、ウェバーやセナよりも強かったけど、彼らを追い抜くわずかのチャンスさせ得られなかった。僕にとっては素晴らしいレースではなかったけど、少なくとも2ポイント獲得することはできた。シルバーストンとホッケンハイムでの僕たちのペースはトップと戦えていたけど、ここではそうではなかったし、それによって週末全体が難しくなった。今日は開幕時よりも良かったけど、シーズン前半は僕にとってポジティブなものではなかったし、シーズン後半はもっと良くなると確信している」

10位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)
「ここブダペストは難しい週末だったし、十分な速さがなかった。今日のレースでは良いスタートをして、終わりまでに3つポジションを上げることができたし、それを最大限に生かすことができた。でも、1ポイントには満足するというのは理想的な状況ではない。現時点でなぜペースが遅れているのか解明する必要がある。夏休み後のスパではもっと良くなることを期待しているし、必要な改善を果たすために懸命にプッシュしていく」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ハンガリーGP