F1 モナコGP 予選:ドライバーコメント
FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2012
1位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスAMG)
「久しぶりに、特にここモナコでポールを獲得できたことは本当に素晴らしい感覚だ。僕のキャリアの第2章において望んでいたよりもちょっと時間がかかってしまったのは確かだけど、その分さらに嬉しい。本当に素晴らしい。このサーキットが僕たちに合っているはずだと思っていた。ブラックリー、ブリクスワース、シュトゥットガルトのチームメンバー全員の仕事ぶりが完璧に認められたことになる。これはチームの結果なので、彼ら全員の仕事に心から感謝したい。もちろん、先頭からスタートできないのは残念だけど、そういうものだ。全力を尽くすつもりだ。オーバーテイクが難しいのはわかっているけど、DRSとKERSがあるのでトライすることができるだろう。僕はそうすると思っていただいて間違いない」
2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「力強い一日だった。特に午後はね。予選前に勢いをつけなければければならないが普通だし、そのあとすべてをまとめなければいけない。チームは本当によくクルマを仕上げてくれた。快適だった。それは重要なことだ。マシンの最大限を引き出すためにすべての場所で限界まで攻める必要があるし、最後の一滴まで搾り出さなければならないからね。チーム全体の素晴らしい努力のおかげだ。木曜の夜にはやらなければならないことがたくさんあったけど、チームは本当によく対応してくれた。今日はミハエルの日だったし、彼のラップは素晴らしかった。でも、僕たちも適切な場所にいるし、明日は良いレースができるだろう。僕にとってこれままで最高の位置だ。モナコはドライバーにとって非常に特別で独特なチャレンジだ」
3位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)
「今日の結果、特にここ数週間でチームとして示したものに満足している。中国での優勝以来、いくつか難しいレースがあったけど、状況を変えるために多くの激務をこなしてきた。今日、チームとして僕たちがトップにいるのがわかったのは素晴らしいことだ。再び僕たちをトップにもたらしてくれた本拠地の全員に感謝したい。かなりスムーズな予選セッションだったし、レースのために新品のスーパーソフトタイヤを2セット温存できた。でも、今日の午後はかなり接戦だったし、F1にとって素晴らしいことだ。ミハエルにおめでとうと言いたい。彼は素晴らしい仕事をした。彼がペナルティを受けなければならないのはもちろん残念だけど、それによって僕はモナコでフロントローに並ぶことになる。オーバーテイクがかなり難しいレースなので、スタートには素晴らしい場所だ」
4位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「週末ずっと良い感覚があったけど、午後はかなりタフだった。実際、ここしばらくで最もタフな予選のひとつだった。それに僕の前には2人の素晴らしいドライバーがいるので明日はさらにタフな一日になるだろう。ミハエル(シューマッハ)のペナルティによって1つ高い位置にいられるのは幸運だけど、今日の僕たちは少し苦戦していた。特にとても遅いコーナーでね。タイヤの“スイッチ”を入れて、必要なグリップを得るのが難しかった。それでも、とても楽しい予選だった。本当に楽しかったし、ここではタイヤと戦略が大きな戦略を果たすことになる。良いスタートができれば、突如、優勝を争えるポジションにいることになる。モナコでは何が起こるかわからないし、明日は全力を尽くすつもりだ」
5位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「望んでいたほど高いグリッドではないけど、今日はとてもタイトだった。Q3の前半ではとても良いラップができたけど、そのあと2セット目のタイヤでタイムを改善することができなかった。予選後半のための戦略は完璧だったので残念だ。トラフィックはそれほど酷くはなかったけど、セクター2で失敗してしまった。ポールポジションは手の届く範囲だったと思う。4番手は僕たちが望んでいた場所ではないけど、レースは長い。それがモナコだし、難しいレースになるだろう。それでも、マシンはタイヤにも燃料を積んだ状態でもかなり良いことはわかっているので、何ができるか、ベストな戦略がなにか様子をみてみたい」
6位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「イタリアには『ゆっくり歩む者のほうが、息長く遠いところまで進んでいける』という格言があるよね? それが僕たちがやっていることだ。僕たちは段階的に近づいてきている。今回の予選には満足しているし、チームとしては今シーズンでベストだ。Q3ではあちこちで100分の数秒くらいは削れたかもしれないけど、前のドライバーからコンマ3秒離れていることを考えれば、ポジションを上げることはできなかっただろう。通常、ここはグリッドのトップ3が優勝を争うので、表彰台が僕たちの現実的な目標だと思うけど、最近はサプライズがあることもわかっている。今日もミハエルがポールを獲得した。ペナルティによってそれを最大限に生かすことはできないけど、彼のためにとても嬉しく思う。午後、そして明日の午前中は、ベストな戦略を決めるためにチームと一緒に頑張らなければならない。ソフトタイヤでの挙動はいいけど、僕たちはスーパーソフトでスタートする。スーパーソフトがどれくらい長持ちするかという点でちょっと手探りで挑むことになる。どのように機能するかはレース中に知ることになるだろう。チャンピオンシップに関しては、直近のライバルのことを考えれば良いグリッドだ。僕たちの前でスタートするのはハミルトンだけだし、ベッテルは実際9番手だ。ミハエルと隣のグリッド? 総支部リだし、近くに彼がいるのは嬉しいけど、6番手のドライバーについて考えるよりも前の4人を追い抜くことに集中しているよ」
7位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「良い予選だったけど、7番手よりもさらにうまくやれたはずだ。Q1とQ2を考えれば、5番手は手が届く範囲だった。残念ながら、Q3ではトラフィックによって完全なクリアラップがとれなかった。でも、ここではよくあることだ。そうは言っても、これまでのグランプリの状況にはとても満足している。やっとF2012での走りを楽しんでいる。僕たちがここで選んだセットアップが、F2012のポテンシャルをより楽に引き出せるようにしているのは明らかだ。残りのチャンピオンシップでも念頭に置いておくべきポイントだ。それでもトラクションが重要なところでまだ少し苦戦しているし、それは僕たちのマシンと最速のマシンをコーナーごとに比較するとわかりやすいだろう。でも、僕たちはこのエリアでも進歩を遂げている。マイケルは素晴らしいラップだったし、彼におめでとうと言いたい。明日の午後は僕のグリッドの近くになってしまうのは残念だ。明日は良いレースができるよう願っている。僕にとっては新しいチャンピオンシップの本当の始まりになることを願っているよ!」
8位 キミ・ライコネン (8番手)
「セッションを終えてあまり満足していないのは確かだ。1回目のプラクティスから僕たちが本来いるべき位置から少し遅れていたし、遅れを取り戻そうとしていた。マシンは問題ない。今日の最大の問題はタイヤを働かせることだった。温度を上げるのがちょっとトリッキーだった。最速ラップではもう少し速く走れたかもしれないけど、スイミングプールのセクションでちょっと深く入り過ぎてしまった。ちょっと期待外れだけど、毎回うまくやれるわけではない。通常のレーストラックではオーバーテイクでポジションを上げることができるけど、モナコでそれは難しい。そうは言っても、ここでは何が起こるかわからないので、明日は良い結果を達成できることを期待している」
9位パストール・マルドナド (ウィリアムズ)
「今日は全てがかなりタイトだった。僕たちにはペースがあったし、トップ5も行けそうだったけど、ベストラップでトラフィックに出くわしてしまった。Q3の2回目のラップは、マシンとタイヤにグリップがなくてさらに遅かった。明日はペナルティによって難しいレースになりそうだけど、全力を尽くすつもりだ」
10位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「ちょっと混乱してしまった。午前中はとてもいい感じだったけど、そのあと間違った方向に進んでしまったと思うし、予選では難しいクルマになってしまった。少しがっかりしている。マークが、本来のクルマの実力を証しているからね。明日何ができるか様子をみてみるつもりだ。ここはモナコだし、あらゆることが可能だ。明日のレースは前のマシンと少し異なり、僕たちは硬い方のタイヤでレースをスタートできるので、異なる戦略を選ぶことができる。第1スティントの展開が楽しみだ。長いレースだから、予想するのは難しい」
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