F1 韓国GP 決勝:ドライバーコメント
2011 FORMULA 1 KOREAN GRAND PRIX
1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「最高だ。チームにとって非常に良い日だし、非常に特別な一日だ。コンストラクターズ優勝には大きな意味がある。驚異的なレースだった。僕たちにはかなりのペースがあったし、とても楽しかった。スタート近くでルイスをオーバイテイクするのは難しいとわかっていたし、ブレーキング中にコースオフしそうになったけど、彼はとてもフェアだったし、僕たちにとってはトラックポジションを確保することが重要だった。その後は正直に言うとあまり快適ではなかった。向かい風が強くて、引き離すのが難しかった。ミラーで後続のマシンがどんどん大きくなっていくのが見えたし、スリップに入らせないのはタフだったけど、やり遂げることができた。今日、最速ラップでチャンピオンシップに優勝できて嬉しい
2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今シーズンで最も力強いレースのひとつだった。マークからのプレッシャーは凄かったし、ロックしたり、膨らんだり、簡単にミスをしてしまいそうだった。でも、一度もミスをしなかったことには本当に満足している。プレッシャーに耐えることはワールドチャンピオンの証だと思っているし、今日のレースではそれを示すことができた。僕たちのマシンのスタートはまずまずだったけど、レースを通してフロントエンドが悪化していった。終盤にはそれを助けてくれるコックピットのスイッチが全部最大になっていたよ! ディファレンシャルとフロントウイングは最高値になっていたけど、どうすることもできなかった。ほぼ最大限のロックでコーナーに入っていたけど、それでもマシンは曲がらなかった。なので、コーナーでスピードを維持することができなかったし、それでマークに追かれてしまった。レースが終わってはじめて、フロントウイングにデブリが挟まっていたことがわかった。それがアンダーステアの原因になったのかもしれない」
3位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「ルイスとのバトルはかなり激しかった。ピットレーンの出口で彼の後ろになったことはフラストレーションが溜まったし、彼が落ち着く前にアウトラップで抜いてやろうとかなりのリスクを冒した。ルイスのような実力のあるドライバーを抜くのは簡単ではない。何度もトライしたし、良いバトルだった。僕たちのマシンには1周の間にそれぞれ異なる弱みと強みがあったので、追い抜くのは特に簡単ではなかった。楽しかったけど、もうひとつ順位を上げたかった。マクラーレンは良い仕事をしていたし、ルイスはいい走りをしていた。今日はいくつもの前向きなことがあった。良いスタートができたし、良い結果を得られた。チームがコンストラクターズタイトルを獲得したのは素晴らしいことだ。2年連続でコンストラクターズ・ワールドチャンピオンを獲得するのは驚くべきことだよ」
4位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日は4位以上は無理だったと思う。レース全体を通じてアンダーステアに手こずっていたし、4位は今日のマシンの能力を反映していると思う。1周目にターン3の進入でブレーキをかけたら、フェリペが僕のインサイドに入ってきたので、アウトサイドで動けなくなり、かなり順位を落としてしまった。1周目の終わりには6番手だったけど、1周目がうまくいかなかったことで結果を変わってしまったとは思ってない。レースを通して、フロントエンドがグリップしていなかった。1回目のピットストップ後、ピット出口でブレーキを遅らせたニコに抜かれた。ここの出口は少し変わっていて、他のマシンの後ろでピットを出てもターン3でDRSの恩恵を受けることができるで前に出ることができる。でも、ニコはピット出口でロックして膨らんだので抜くことができた。つまり、彼は僕の後ろでDRSラインを通過したのでストレートでDRSを使って僕を抜くことができた。すぐに抜き返して、ルイスとマークの2位争いに近づくことができたけど、各々のスティントの終盤頃にはフロントエンドが効かなくなっていた。最終セクターで十分近づくことができなかった。ピットストップではフロントエンドを加えたけど、アンダーステアが多くて、DRSを使えるほどマークに近づくことができなかった。レース全体でDRSを使ったのは1度だけだったと思う」
5位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「本当に接戦のレースだった。シーズンのこの時期はたいていそうなるね。いつものように、レッドブルとマクラーレンは予選は明らかに強いけど、日曜日には僕たちはかなり接近している。全体的にアクションが多くて面白いレースだったね。スタートでは、上位勢のペースについていくのに少し苦労した。ほんの数周でスーパーソフトがすでに多くのアンダーステアをもたらした。さらにずっとトラフィックの中にいたことで空力ダウンフォースが減り、タイヤのパフォーマンスがさらに損なわれてしまった。ソフトタイヤに交換して状況は大きく改善し、前がクリアになったことでハードに攻めることができたけど、その頃には表彰台を争っている小グループに追いつくのが難しくなっていた。それで、20周頑張ったけど残り2周では無理だと僕は無線で言ったんだ。僕たちは土曜日のパフォーマンスを改善しなくてはならないけど、今シーズンの残りのレースで優勝することを諦めてはいない」
6位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「小さいな問題によってもっと良い結果が妨げられてしまったので満足はしていない。良いスタートが切れたし、オープニングラップでいくつか順位を挙げることができた。そのあと1回目のピットストップでロズベルグとバトンの後ろでコースに復帰した。主にミハエルが来ていたし、他の二人も僕より先にピットインしていたので、チームは順位を維持しなければならなかったからだ。スーパーソフトを履いたレース前半は前のドライバーのペースについていくのに少し苦しんでいたけど、そのあとソフトタイヤを履いたたとはとても速く走ることができた。2回目のピットストップの後、バトルとしているトロ・ロッソとフォース・インディアの後ろになって貴重なタイムを失ってしまい、フェルナンドが僕の前に出るのを許してしまった。今日の僕たちのパフォーマンスレベルは予選よりも良かったし、それは今年のコンスタントな要因だ」
7位 ハイメ・アルグエルスアリ (トロ・ロッソ)
「トロロッソ・チームが、今週だけでなく、マシンにアップデートを導入した鈴鹿でも素晴らし仕事をしていたのは事実だ。日本ではそれらを最大限に生かせなかったけど、レースの間の数日間でチームは韓国のために本当に前進を果たした。予選でも良いラップができた。今日はタイヤデグラデーションは心配なかったし、2ストップ戦略が適切だと信じていた。それが完璧に機能した。マシンには素晴らしい直線スピードがあったし、それによって最終ラップでニコを追い抜くことができた。彼と比較してセクター2に少し手こずっていた。なので、DRSを起動させるために十分に近づけるように1コーナー後にKERSをすべてセーブしておいた。KERSとDRSを全部使って、まさに最後にそれが成果を挙げた。このような結果を出せると思っていなかったし、期待もしていなかった。でも、最後に力を振り絞って追い抜くことができた。彼がそのラップで小さなミスをしたことにも部分的に助けられた。素晴らしいピットストップとの組み合わせによって、僕たちはこのような素晴らしい結果を生み出すことができた。懸命に働いてくれたチームのためにも本当に嬉しく思う」
8位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日はレースのスタートでは良いスピードがあったけど、プライムタイヤに交換した後、デグラデーションがあまりに強くて難しくなった。ジェンソンとフェラーリ勢と素晴らしいバトルをしていたし、ミドルスティントではフェリペとフェルナンドからポジションを守るために懸命にプッシュしていた。その間にフロントタイヤにフラットスポットができてしまい、予想よりも早くピットインしなければならず、プライムタイヤでの最終スティントがとても長くなってしまった。最後は十分なグリップがなかったし、ハイメからポジションを守ることができなかった。今日は難しいレースだったけど、ポイントを獲れたことには満足している」
9位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
「レースにはかなり満足している。1コーナーで誰かが僕に突っ込んできて4つ順位を失ってしまったし、何が起こったのかよくわかっていない。そのあと順位を挙げるため、他のマシンを追い抜くために頑張らなければならなかった。マシンにはストレートで十分なトップスピードがあり、とても競争力があった。ピットストップもとてもうまくいったし、週末の始めから素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。今はインドが待ち切れない。僕たちには競争力があるし、そこでの初レースでもっと多くのポイントを獲れそうだからね」
10位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「ポイントを獲れることは良いことだけど、最終的に今日の僕たちにはトロ・ロッソに匹敵できるパフォーマンスがなかった。9位に留まるためにブエミを抑えられそうだったけど、残り6〜7周でタイヤがあまりに不十分だったし、彼を抑えることができなかった。タイヤに関して、おそらく僕たちはもう少しアグレッシブな戦略を取るべきだったかもしれないし、フィニッシュした位置が変っていたかどうかはわからないけど、レーススタートでは中古のセットではなく、新品のスーパーソフトを使うべきだったかもしれない」
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