F1第7戦:カナダGP決勝 (ドライバーコメント)
FORMULA 1 Grand Prix du Canada 2008
1位 ロバート・クビサ (BMW)
「BMWザウバーのために初勝利をあげられて、とても幸せだ。ポーランドやすべてのファンのためにもまた幸せを感じている。僕にとってとても難しいレースだった。僕はトラックの汚れている側からのスタートで、キミ・ライコネンはほぼ僕を追い越すことができたけど、なんとか彼を後ろに抑えることができた」
「セーフティカーのタイミングは僕にとって不運だった。ピットに入りたかったけど、黄信号が点灯するのが3秒くらい早くて、走り続けるしかなかった。ピットレーンがオープンになったとき、ほとんどみんなが一緒に入った。信号がまだ赤だったので、出口で止まった。キミは僕の隣に止まった。そしたら、音が聞こえて、ハミルトンが彼のマシンにクラッシュした。ルイス(・ハミルトン)に感謝しなければならないね。彼は僕ではなくキミを選んだ。ピットストップのあと、僕は1ストップのドライバーの後ろで苦労したし、多くのタイムを失った。ティモ・グロックは彼らの中で最後にピットストップして、それからはたた全力でプッシュした。ただ21秒のギャップを広げるために8周走ったし、それは大きなチャレンジだった。最終的になんとか24秒リードして、ニック(・ハイドフェルド)の前に入ることができた。この瞬間から、少し楽になったけど、それでもとてもミスしやすい状況だった。特にターマックが至る所で壊れていたからね。でも、すべてうまくいったし、僕は本当に幸せだ!」
2位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「レースに勝ったロバートにおめでとうと言いたい。彼は本当に優勝にふさわしかったよ!僕はスタートに失敗して、ルーベンス・バリチェロにポジションを奪われた。幸い、僕は彼をパスすることができて、この瞬間から、トラックで最も速いマシンの一台になった。他のほとんどのマシンがピットに入ったとき、僕はロングスティントだったからコースにとどまった。この段階で僕はとてもハードにプッシュした。それから僕たちは1ストップ戦略に切り替えた。とても重い燃料とソフトオプションタイヤで走るのは、チャレンジたっだ。でも、フェルナンド・アロンソを抑えることができた。ロバートは2回目のピットストップで僕の前にとどまったから、僕は2位を守った。最近の僕は厳しいレースが続いていたことを考えれば、8番手からスタートして2位でフィニッシュしたことは素晴らしい結果だ。モナコでのアロンソの事故のあと、僕のために新しいシャシーを組み立ててくれたヒンウィルの多くの人たちに感謝したいね!」
3位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「これまで、レースやファクトリーで懸命に努力を続けてきてくれたチームのために表彰台が達成できて本当に嬉しい。ここは予期せぬ結果が期待できるサーキットなので、長距離が走れるように燃料も多く入れていた。でも、ピットレーンであんなことが起きるとは思っていなかった。いずれにせよ戦略は成功だった。エンジニア、メカニック、そしてファクトリーのみんなの努力のおかげだ。ターン1とターン2ではクルマが1カ所に集中して、ぞっとするようなスタートだった。ぼくの目標は完走してポイントを獲得することだったので、62回目の表彰台を達成できたのは最高の結果だ。今シーズンすでにマークが獲得しているポイントにさらにポイントを加えることができ、コンストラクターズ・チャンピオンシップのチームのポジションをより強固なものにすることができた」
4位 ティモ・グロック (トヨタ)
「今日は最高の一日だ。今年初のポイントを獲得できてとても嬉しいよ。スタートで順位を3つ落して、ヤルノの後ろに下がってしまった。私の方が速かったのだけれど、十分に距離を縮めたときに、リヤタイヤを傷めてしまった。私のほうが長い第1スティントになるのは分かっていたから、私はタイヤを保護するために最善を尽くした。そして、何とかピットストップまで切り抜けることができた。その後、このようなコンディションのコース上に車を保ち続けるのは、本当に大変だった。レース終盤、私のミスのせいでヤルノは順位を落してしまったので、残念な気持ちでいっぱいだ。しかし、私はフェリペ・マッサの前にとどまるように努力し、どんなミスもしないようにした。今日はチーム全員にとって素晴らしい結果を手に入れることが出来た。またここ数週間でパーフェクトな作業をしてくれた私のチーム、メカニック、エンジニアの全員にとっても素晴らしいものとなった。今日のポイントは彼ら全員に捧げたい。」
5位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「このようなレースの後で、気持ちを表現するのは難しいね。一方では、給油トラブルがなければ表彰台を争えたとから、残念だ。もう一方では、路面が非常に悪いコースでの非常に難しいレースで、最終的に4ポイントを持ち帰れたことには満足している。自分が遅れているのがわかって、再びポジションを上げるようとしたけど、グロックの後ろに着いたとき、結局、彼を追い越せなかった。それまでいろんなトラブルがあったから、コースオフして終わるリスクを避けたかったんだ。ロバート・クビサとBMWザウバーを祝福したい。彼らは本当によくやったし、成功に値する。彼らはとても強いけど、ここでのすべての日の僕たちのパフォーマンスレベルからみて、僕たちは正しい方向性で取り組んでいると思う」
6位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「今日はチーム全体にとって非常に良い結果となったので、とても嬉しい。今回は厳しいレースになることは分かっていて、あまり自信が持てなかったから、とにかく完走してレースを終えたいと思っていた。今回私が犯してしまった最大のミスは予選前にセットアップを変えた事だ。そしてセットアップ変更前とは完全に異なるコースコンディションで予選を行っていることに、突如気がついたんだ。そのせいで自分が望むようには強くプッシュすることができなかった。レース終盤ではブレーキに若干問題を抱えていた。そして、その後にティモが小さなミスをしてしまったので、私は不運だった。彼がコース上に車を戻したとき、私はラインから離れなくてはならず、その際マッサに抜かれてしまった。それでも、最終的にポイントを獲得できたのは良かったし、皆に対して嬉しい気持ちでいっぱいだ。」
7位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「グランプリが始まる金曜日は、ポイントフィニッシュの可能性が低いと考えていただけに、今日の2ポイントはうれしい。とてもタフなレースだった。風邪をひいて昨日から体調が悪く、体力面でとてもきつかった。レース序盤は、プライム(ハード側)で順調に走っていて、セーフティカーが入ったためにポジションを上げることができた。1回のみのピット作業を終え、燃料を積んでオプション(ソフト側)タイヤに履き替えたときに、グリップ不足に悩まされた。マーブル(タイヤかす)に乗ってしまい、3コーナーから4コーナーで2つポジションを落とした。昨日は、うまくレースが運ぶとは思わなかったが、僕らは今日いい仕事をしたし、モナコから引き続きポイントを獲得できて満足している」
8位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「まず最初に、土曜の朝の僕のミスの後、マシンを組み立て直すために素晴らしい仕事をしてくれたメカニックに感謝したい。彼らは、作業を完了させるために夜通し、信じられない仕事をしてくれた。彼らのおかげで僕は今日レースができた。ピットレーンからのスタートは簡単ではなかったけど、レースでのペースは非常に素晴らしく、マシンの感覚もかなり良かったので、すぐに集団に追いつくことができた。2つ順位を上げることができたし、セーフティカーが入った後、それが助けになって、1ストップ戦略での走行を続けた。ピットストップで何が起こったのか正確にはわからない。燃料リグの問題かもしれない。多くの時間をロスして、2つくらい順位を落としたかもしれない。でも、良い一日だったし、8位は素晴らしいね。レースコンディションはアスファルトがバラバラと剥がれ落ちて本当に酷かった。コースアウトするか、少なくとも1秒失うかだった。最後の10週は大変だったし、最も難しいポジションだった。後ろにはかなり強力なマシンがいたからね。僕はポイントが欲しくて、たくさんの攻撃をしのいだ。バリチェロに引っかかってしまった。彼は問題を抱えていたと思う。良いレースだったし、チームと僕にとって、とても楽しくて、素晴らしいレースだった。」
9位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「どう考えても、素晴らしい日とは言えない。スタート時には、かなりいい結果が出せると感じていたが、いざレースが始まると、1セット目のタイヤはグレーニングが激しかった。タイヤを交換した後も症状が好転せず、最後までプッシュすることができなかった。ノーポイントで完走してもいい気分にはなれないが、少なくとも優勝を狙えるパッケージであることは確認できた。マニクールでも優勝を目指してプッシュする」
10位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「始まりは良くて、スタートはうまくいった。僕はアロンソをターン1で追い越して、彼から逃げていた。同時に前を行くマッサにもそれほど離されなかった。でも、そのあとピットレーンで事故があった。本当に不運だ。レースの後半、前に出る必要があったので、僕はベッテルをパスしようとした。でも、きれいなラインをはずれて、ワイドになってしまい、ヘイキ・コバライネンに抜かれてしまった。今は次のフランスでのレースに目を向けている。当然、良い結果を達成できると期待している」
11位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「とてもタフで、残念なレースだった。グリッド後方からのスタートは常に難しく、マシンセットアップは今週末でまだ試したことのないものだった。レースでは、僕らの戦略に対し、有利には働かず、セーフティカーが入ったことで、レースの最後までポジションを上げることができなかった。次戦のフランスではもっと戦闘力を発揮できるよう、懸命に取り組む必要がある」
12位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「デビッドは1ストップだったが、ぼくは2ストップ戦略だった。昨日の予選のアクシデントのせいでグリッド・ポジションもあまり良くなかったが、そこから順位を回復するのは難しかった。でも、デビッドの3位入賞でチームはポイントをたくさん手に入れることができたので、とても良い結果だった」
13位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「ほんとに酷い週末だった。レースは予想していた通りになった。中盤から、もしくはもっと早い段階から、トラックコンディションは本当に酷かった。このコンディションのなかで、何人かはうまくやっていた。セバスチャン(・ベッテル)のようにね。でも僕は、マシンで何もできなかった。わずかにラインをはずして、グラベルに出てしまった。1度か2度こういうことが起これば、また起こるだろうと心配になる。それは良いことではない。特に最後尾を走っているときにはね。僕にとって、完全にどうにもならなくて、速く運転しようということを忘れて、ただ完走することだけを考えた・・・それすらチャレンジだった。今回は僕にとって最悪のレースだったし、僕の全キャリアの中で最悪の週末だった。このようなことはもう経験したくないね。今は次のレースを楽しみにしている。僕のホームレースだし、トラックがバラバラになるようなサーキットではないからね!」
--位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「難しいレベルだったし、トラックが壊れてきてグリップレベルが不足していた。最後は、4輪駆動のマシンのようだった。僕たちはペースがあったと思う。特にセカンドスティントではね。でも、最初のピットストップでストールしてしまい、最後尾に落ちてしまった。2回目のピットストップ前にセーフティカーが入ると思ったけれど、入らなかったね。でも、最後はいくつか問題が起きて、リタイアしなければならなかった。本当に残念だ」
--位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「コース上で事故があったけど、うまくいっていた。でも、ジェンソンを追いかけているとき、彼がヘアピンの真ん中でマーブルに乗ってトラクソyンを失ったようで、彼を避けることができなかった。僕はフロントウィングにダメージを負ってしまい、外れかかってしまった。ピットレーンに戻ったとき、フロントウィングが完全に外れて、シャシーの下に入ってしまい、コーナーを曲がることができなかった。それでレースが終わってしまった」
--位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「今日は、完全にチャンスを取り逃がしてしまった。私自身もチームも本当にがっかりしている。しかし、我々の作戦は今日は完璧ではなかった。上位で多くのポイントを獲得できるよう、もっと頑張らなければならない。」
--位 ネルソン・ピケ (ルノー)
「レースは残念な結果だったが、マシンが良い状態だったということや適切な作戦を実行できたという収穫もあった。レースは序盤荒れた展開となり、そんな中僕のマシンにブレーキトラブルが発生し、リタイアせざるをえなかった。ポイント獲得に挑戦できそうだっただけに残念だ。次戦フランスに集中していく。」
--位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「特に言うことはない」とコメント。「僕のレースはハミルトンのミスで台無しになった。誰でもミスをするものだ。2週間前のモナコでは僕もミスをしたが、僕の場合は時速200マイルでのミスだった。今回は赤信号で停まっているマシンへの追突だ。怒ってはいないよ。何の役にも立たないし結果が変わるわけではないからね!優勝するチャンスがあったので残念だ。一旦、タイヤからグレイニングがなくなったら、マシンはとても良くなった。僕はここ2レースでポイントを獲れていないし、これからが再び勝ち始めるときだ。チャンピオンシップはまだ長い道のりだし、まだ接戦だ。僕らは失った場所を取り戻すのに必要なものをすべて持っている」
--位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「あのピットインまでは、すべてが完璧だった。ハイペースで快調に飛ばしていた。だが、ピットストップがいけなかった。ギアをローに入れた瞬間、2台のマシンがピットレーンでバトルをしているのが目に入った。『バトルに巻き込まれるのはイヤだな』と思っていたら、突然2台が停止した。あまりに唐突だったので、追突を避けられなかった。不幸な出来事としか言いようがない。スチュワートに事情聴取された時は、何も言い返さなかった。ただし、週末中素晴らしいペースで走行できたので、今後もワールドチャンピオンシップ目指して戦えるパッケージを手にしているという自信を深めることはできた」
--位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「また期待はずれの一日となった。今回はギアボックスに問題があり、2速と3速に入らなくてスピードがなかった。12周で止まらなければならず、がっかりした。スタートではトラックはそれほど悪くなかった。困難にみえたけど、ヘアピンは大丈夫だった。序盤はとても汚れていたけど、その段階では僕たちのペースはかなり良かった。2台のトヨタを抜くことができなくて、彼らに抑えられたのは少し問題だったけど、ペースは良かった。ただ、技術的な問題であまりに早くレースが終わってしまった。」
カテゴリー: F1 / F1レース結果
1位 ロバート・クビサ (BMW)
「BMWザウバーのために初勝利をあげられて、とても幸せだ。ポーランドやすべてのファンのためにもまた幸せを感じている。僕にとってとても難しいレースだった。僕はトラックの汚れている側からのスタートで、キミ・ライコネンはほぼ僕を追い越すことができたけど、なんとか彼を後ろに抑えることができた」
「セーフティカーのタイミングは僕にとって不運だった。ピットに入りたかったけど、黄信号が点灯するのが3秒くらい早くて、走り続けるしかなかった。ピットレーンがオープンになったとき、ほとんどみんなが一緒に入った。信号がまだ赤だったので、出口で止まった。キミは僕の隣に止まった。そしたら、音が聞こえて、ハミルトンが彼のマシンにクラッシュした。ルイス(・ハミルトン)に感謝しなければならないね。彼は僕ではなくキミを選んだ。ピットストップのあと、僕は1ストップのドライバーの後ろで苦労したし、多くのタイムを失った。ティモ・グロックは彼らの中で最後にピットストップして、それからはたた全力でプッシュした。ただ21秒のギャップを広げるために8周走ったし、それは大きなチャレンジだった。最終的になんとか24秒リードして、ニック(・ハイドフェルド)の前に入ることができた。この瞬間から、少し楽になったけど、それでもとてもミスしやすい状況だった。特にターマックが至る所で壊れていたからね。でも、すべてうまくいったし、僕は本当に幸せだ!」
2位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「レースに勝ったロバートにおめでとうと言いたい。彼は本当に優勝にふさわしかったよ!僕はスタートに失敗して、ルーベンス・バリチェロにポジションを奪われた。幸い、僕は彼をパスすることができて、この瞬間から、トラックで最も速いマシンの一台になった。他のほとんどのマシンがピットに入ったとき、僕はロングスティントだったからコースにとどまった。この段階で僕はとてもハードにプッシュした。それから僕たちは1ストップ戦略に切り替えた。とても重い燃料とソフトオプションタイヤで走るのは、チャレンジたっだ。でも、フェルナンド・アロンソを抑えることができた。ロバートは2回目のピットストップで僕の前にとどまったから、僕は2位を守った。最近の僕は厳しいレースが続いていたことを考えれば、8番手からスタートして2位でフィニッシュしたことは素晴らしい結果だ。モナコでのアロンソの事故のあと、僕のために新しいシャシーを組み立ててくれたヒンウィルの多くの人たちに感謝したいね!」
3位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「これまで、レースやファクトリーで懸命に努力を続けてきてくれたチームのために表彰台が達成できて本当に嬉しい。ここは予期せぬ結果が期待できるサーキットなので、長距離が走れるように燃料も多く入れていた。でも、ピットレーンであんなことが起きるとは思っていなかった。いずれにせよ戦略は成功だった。エンジニア、メカニック、そしてファクトリーのみんなの努力のおかげだ。ターン1とターン2ではクルマが1カ所に集中して、ぞっとするようなスタートだった。ぼくの目標は完走してポイントを獲得することだったので、62回目の表彰台を達成できたのは最高の結果だ。今シーズンすでにマークが獲得しているポイントにさらにポイントを加えることができ、コンストラクターズ・チャンピオンシップのチームのポジションをより強固なものにすることができた」
4位 ティモ・グロック (トヨタ)
「今日は最高の一日だ。今年初のポイントを獲得できてとても嬉しいよ。スタートで順位を3つ落して、ヤルノの後ろに下がってしまった。私の方が速かったのだけれど、十分に距離を縮めたときに、リヤタイヤを傷めてしまった。私のほうが長い第1スティントになるのは分かっていたから、私はタイヤを保護するために最善を尽くした。そして、何とかピットストップまで切り抜けることができた。その後、このようなコンディションのコース上に車を保ち続けるのは、本当に大変だった。レース終盤、私のミスのせいでヤルノは順位を落してしまったので、残念な気持ちでいっぱいだ。しかし、私はフェリペ・マッサの前にとどまるように努力し、どんなミスもしないようにした。今日はチーム全員にとって素晴らしい結果を手に入れることが出来た。またここ数週間でパーフェクトな作業をしてくれた私のチーム、メカニック、エンジニアの全員にとっても素晴らしいものとなった。今日のポイントは彼ら全員に捧げたい。」
5位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「このようなレースの後で、気持ちを表現するのは難しいね。一方では、給油トラブルがなければ表彰台を争えたとから、残念だ。もう一方では、路面が非常に悪いコースでの非常に難しいレースで、最終的に4ポイントを持ち帰れたことには満足している。自分が遅れているのがわかって、再びポジションを上げるようとしたけど、グロックの後ろに着いたとき、結局、彼を追い越せなかった。それまでいろんなトラブルがあったから、コースオフして終わるリスクを避けたかったんだ。ロバート・クビサとBMWザウバーを祝福したい。彼らは本当によくやったし、成功に値する。彼らはとても強いけど、ここでのすべての日の僕たちのパフォーマンスレベルからみて、僕たちは正しい方向性で取り組んでいると思う」
6位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「今日はチーム全体にとって非常に良い結果となったので、とても嬉しい。今回は厳しいレースになることは分かっていて、あまり自信が持てなかったから、とにかく完走してレースを終えたいと思っていた。今回私が犯してしまった最大のミスは予選前にセットアップを変えた事だ。そしてセットアップ変更前とは完全に異なるコースコンディションで予選を行っていることに、突如気がついたんだ。そのせいで自分が望むようには強くプッシュすることができなかった。レース終盤ではブレーキに若干問題を抱えていた。そして、その後にティモが小さなミスをしてしまったので、私は不運だった。彼がコース上に車を戻したとき、私はラインから離れなくてはならず、その際マッサに抜かれてしまった。それでも、最終的にポイントを獲得できたのは良かったし、皆に対して嬉しい気持ちでいっぱいだ。」
7位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「グランプリが始まる金曜日は、ポイントフィニッシュの可能性が低いと考えていただけに、今日の2ポイントはうれしい。とてもタフなレースだった。風邪をひいて昨日から体調が悪く、体力面でとてもきつかった。レース序盤は、プライム(ハード側)で順調に走っていて、セーフティカーが入ったためにポジションを上げることができた。1回のみのピット作業を終え、燃料を積んでオプション(ソフト側)タイヤに履き替えたときに、グリップ不足に悩まされた。マーブル(タイヤかす)に乗ってしまい、3コーナーから4コーナーで2つポジションを落とした。昨日は、うまくレースが運ぶとは思わなかったが、僕らは今日いい仕事をしたし、モナコから引き続きポイントを獲得できて満足している」
8位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「まず最初に、土曜の朝の僕のミスの後、マシンを組み立て直すために素晴らしい仕事をしてくれたメカニックに感謝したい。彼らは、作業を完了させるために夜通し、信じられない仕事をしてくれた。彼らのおかげで僕は今日レースができた。ピットレーンからのスタートは簡単ではなかったけど、レースでのペースは非常に素晴らしく、マシンの感覚もかなり良かったので、すぐに集団に追いつくことができた。2つ順位を上げることができたし、セーフティカーが入った後、それが助けになって、1ストップ戦略での走行を続けた。ピットストップで何が起こったのか正確にはわからない。燃料リグの問題かもしれない。多くの時間をロスして、2つくらい順位を落としたかもしれない。でも、良い一日だったし、8位は素晴らしいね。レースコンディションはアスファルトがバラバラと剥がれ落ちて本当に酷かった。コースアウトするか、少なくとも1秒失うかだった。最後の10週は大変だったし、最も難しいポジションだった。後ろにはかなり強力なマシンがいたからね。僕はポイントが欲しくて、たくさんの攻撃をしのいだ。バリチェロに引っかかってしまった。彼は問題を抱えていたと思う。良いレースだったし、チームと僕にとって、とても楽しくて、素晴らしいレースだった。」
9位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「どう考えても、素晴らしい日とは言えない。スタート時には、かなりいい結果が出せると感じていたが、いざレースが始まると、1セット目のタイヤはグレーニングが激しかった。タイヤを交換した後も症状が好転せず、最後までプッシュすることができなかった。ノーポイントで完走してもいい気分にはなれないが、少なくとも優勝を狙えるパッケージであることは確認できた。マニクールでも優勝を目指してプッシュする」
10位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「始まりは良くて、スタートはうまくいった。僕はアロンソをターン1で追い越して、彼から逃げていた。同時に前を行くマッサにもそれほど離されなかった。でも、そのあとピットレーンで事故があった。本当に不運だ。レースの後半、前に出る必要があったので、僕はベッテルをパスしようとした。でも、きれいなラインをはずれて、ワイドになってしまい、ヘイキ・コバライネンに抜かれてしまった。今は次のフランスでのレースに目を向けている。当然、良い結果を達成できると期待している」
11位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「とてもタフで、残念なレースだった。グリッド後方からのスタートは常に難しく、マシンセットアップは今週末でまだ試したことのないものだった。レースでは、僕らの戦略に対し、有利には働かず、セーフティカーが入ったことで、レースの最後までポジションを上げることができなかった。次戦のフランスではもっと戦闘力を発揮できるよう、懸命に取り組む必要がある」
12位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「デビッドは1ストップだったが、ぼくは2ストップ戦略だった。昨日の予選のアクシデントのせいでグリッド・ポジションもあまり良くなかったが、そこから順位を回復するのは難しかった。でも、デビッドの3位入賞でチームはポイントをたくさん手に入れることができたので、とても良い結果だった」
13位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「ほんとに酷い週末だった。レースは予想していた通りになった。中盤から、もしくはもっと早い段階から、トラックコンディションは本当に酷かった。このコンディションのなかで、何人かはうまくやっていた。セバスチャン(・ベッテル)のようにね。でも僕は、マシンで何もできなかった。わずかにラインをはずして、グラベルに出てしまった。1度か2度こういうことが起これば、また起こるだろうと心配になる。それは良いことではない。特に最後尾を走っているときにはね。僕にとって、完全にどうにもならなくて、速く運転しようということを忘れて、ただ完走することだけを考えた・・・それすらチャレンジだった。今回は僕にとって最悪のレースだったし、僕の全キャリアの中で最悪の週末だった。このようなことはもう経験したくないね。今は次のレースを楽しみにしている。僕のホームレースだし、トラックがバラバラになるようなサーキットではないからね!」
--位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「難しいレベルだったし、トラックが壊れてきてグリップレベルが不足していた。最後は、4輪駆動のマシンのようだった。僕たちはペースがあったと思う。特にセカンドスティントではね。でも、最初のピットストップでストールしてしまい、最後尾に落ちてしまった。2回目のピットストップ前にセーフティカーが入ると思ったけれど、入らなかったね。でも、最後はいくつか問題が起きて、リタイアしなければならなかった。本当に残念だ」
--位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「コース上で事故があったけど、うまくいっていた。でも、ジェンソンを追いかけているとき、彼がヘアピンの真ん中でマーブルに乗ってトラクソyンを失ったようで、彼を避けることができなかった。僕はフロントウィングにダメージを負ってしまい、外れかかってしまった。ピットレーンに戻ったとき、フロントウィングが完全に外れて、シャシーの下に入ってしまい、コーナーを曲がることができなかった。それでレースが終わってしまった」
--位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「今日は、完全にチャンスを取り逃がしてしまった。私自身もチームも本当にがっかりしている。しかし、我々の作戦は今日は完璧ではなかった。上位で多くのポイントを獲得できるよう、もっと頑張らなければならない。」
--位 ネルソン・ピケ (ルノー)
「レースは残念な結果だったが、マシンが良い状態だったということや適切な作戦を実行できたという収穫もあった。レースは序盤荒れた展開となり、そんな中僕のマシンにブレーキトラブルが発生し、リタイアせざるをえなかった。ポイント獲得に挑戦できそうだっただけに残念だ。次戦フランスに集中していく。」
--位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「特に言うことはない」とコメント。「僕のレースはハミルトンのミスで台無しになった。誰でもミスをするものだ。2週間前のモナコでは僕もミスをしたが、僕の場合は時速200マイルでのミスだった。今回は赤信号で停まっているマシンへの追突だ。怒ってはいないよ。何の役にも立たないし結果が変わるわけではないからね!優勝するチャンスがあったので残念だ。一旦、タイヤからグレイニングがなくなったら、マシンはとても良くなった。僕はここ2レースでポイントを獲れていないし、これからが再び勝ち始めるときだ。チャンピオンシップはまだ長い道のりだし、まだ接戦だ。僕らは失った場所を取り戻すのに必要なものをすべて持っている」
--位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「あのピットインまでは、すべてが完璧だった。ハイペースで快調に飛ばしていた。だが、ピットストップがいけなかった。ギアをローに入れた瞬間、2台のマシンがピットレーンでバトルをしているのが目に入った。『バトルに巻き込まれるのはイヤだな』と思っていたら、突然2台が停止した。あまりに唐突だったので、追突を避けられなかった。不幸な出来事としか言いようがない。スチュワートに事情聴取された時は、何も言い返さなかった。ただし、週末中素晴らしいペースで走行できたので、今後もワールドチャンピオンシップ目指して戦えるパッケージを手にしているという自信を深めることはできた」
--位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「また期待はずれの一日となった。今回はギアボックスに問題があり、2速と3速に入らなくてスピードがなかった。12周で止まらなければならず、がっかりした。スタートではトラックはそれほど悪くなかった。困難にみえたけど、ヘアピンは大丈夫だった。序盤はとても汚れていたけど、その段階では僕たちのペースはかなり良かった。2台のトヨタを抜くことができなくて、彼らに抑えられたのは少し問題だったけど、ペースは良かった。ただ、技術的な問題であまりに早くレースが終わってしまった。」
カテゴリー: F1 / F1レース結果