F1 ルノーF1 ドイツGP
ルノーF1チームは、次戦ドイツGPでR.S.18に新しいフロントウイングコンセプトを導入する。

前戦F1イギリスGPではニコ・ヒュルケンベルグが6位でフィニッシュし、ルノーF1チームはコンストラクターズ選手権で中団グループにおける最上位のポジションを確立させている。

しかし、F1カナダGPでメインのライバルであるハースがフェラーリの最新エンジンと空力アップグレードを導入して以来以来、ルノーはハースのペースに匹敵することに苦しんでいる。

ルノーのシャシー部門のテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、チームの最新のアップグレードがマシンを改善させることを期待しており、それは特に中・低速コーナーに焦点を当てていると語った。

「コーナーエリアとフラップエリアは少し異なって見えるだろう」とニック・チェスターはコメント。

「わずかに異なる特性を持っており、コーナーエントリーと中・高速コーナーとの間のバイアスが少し変わってくるだろう」

「我々にとって興味深いテストになる。うまくいけばクルマにパフォーマンスをもたらすだろう。だが、フロントウイングの特性を変更する際にはテストをしてみるまで正確には確認することはできない」

また、ニック・チェスターは、今回のアップグエードは、2019年の新しい空力レギュレーションに焦点を移行する前の“おそらく”最後の大幅なフロントウイングのアップデートになるだろうと示唆した。

「とにかくリードタイムが必要だからだ」とニック・チェクターは付け加えた。

「風洞で別のフロントウイングを走らせた伊賀、それを開発し、設計に時間を費やし、構築するとなると、シーズンのかなり後半になると言えるだろう」

「もう少し調整が加えられているかもしれないが、おそらく完全に新しいフロントウイングというよりはむしろ微調整レベルになるだろう」

ドライバーを務めるカルロス・サインツは、アップデートの狙いは、単にハースとのバトルで反撃するためではなく、メルセデス、フェラーリ、レッドブルとの差を縮めるためのものだと語る。

「いくつかのものが投入されるので、ハースにより近づけるはずだけど、最終的にはトップ3との差を縮めることが実際にはまっだ僕たちの目標だ」とカルロス・サインツはコメント。

「ハースには驚いているけど、ルノーの目標はもう少し前を見ている。レッドブルとフェラーリというね。彼らに近づきたいと思っている」

チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、今後のホッケンハイムやハンガロリンクのレイアウトは、ポール・リカールやレッドブル・リンク・シルバーーストーンと比較して遅いため、ルノーに適しているはずだと考えており、ハースとのアドバンテージを広げる助けになると考えている。

「僕たちにはまだ良いパッケージがある」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

「まだいくつかのものが進行中だし、それは今後数週間でリリースされることになっている。それに今後はハースよりも僕たちに適したトラックが登場する」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

「過去3レースは、実査に彼らのクルマのために造られたようなサーキットだった」

「僕たちには優れた人材がいる。全体的に見れば、僕たちの方が強く、優れたパッケージだと考えているけど、もちろん、それを証明しなければならないし、仕事をしていかなければならない」

ルノーF1チームは、コンストラクターズ選手権でハースに19ポイント差をつけて4位に位置している。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム