ルノー F1
ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ルノーのエンジン開発の焦点は2018年に向いており、今シーズン見舞われた一連の故障を解決していくと述べた。

前戦F1メキシコGPの決勝では、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)がエンジントラブルによりリタイアに追い込まれており、ルノーは高い標高にアグレッシブなアプロートを採りすぎたことをその要因に挙げている。

ルノーは、F1アメリカGP以降、2018年の開発パーツを搭載した改良版のV6エンジンを投入しており、トラックによってはおよそ0.2秒の価値があると考えられている。

「アップデートが機能していることはわかっているし、それは疑いのないことだ。だが、アップデートは我々が冬の間にもたらしたいものの一部にすぎないし、現在の焦点は2018年だ」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。

今シーズン、ルノーはパワーメンでメルセデスとフェラーリに匹敵できないでいるが、シリル・アビテブールは冬の間にそのギャップを埋められることを期待している。

「全体像は変わらない。土曜日にはまだ上位勢とかなりのギャップがあるが、レースでは非常に近づいている。冬にむけての目標は、日曜日のギャップを縮め、予選モードでできることを理解することだ」

一方、ワークスルノーは、メキシコで今シーズン2度目のダブルリタイアを喫している。シリル・アビテブールは、コンストラクターズ5位という目標は達成できない可能性があると認めている。

現在7位のルノーは、6位のトロ・ロッソとの差は5ポイントとなっている。また、ケビン・マフヌッセンがメキシコで8位フィニッシュしたことで、8位のハースも1ポイント差まで迫っている。

「挽回する必要がある。残りは2レースだ。我々のチャンピオンシップでのポジションは、メキシコで起こったことによって助けられなかった。チャンピオンシップで5位を争うことがかなり難しくなっているのは明らかだ」

「我々は士気を高く保ち、先を見据える必要もある。だが、起こったことを無視することはできない。理解し、対策を講じなければならない」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム