ルノー F1 F1レギュレーション
ルノーは、2018年F1マシンは“完全に新しいマシン”になると語る。

2018年のF1レギュレーションはコックピット保護デバイスのHaloが導入される以外には今年からほとんど変更はない。しかし、トップへ返り咲くことを目指すルノーは、2018年マシンに大幅な変更を予定している。

すでにルノーの2018年F1マシン『R.S.18』への作業は進行しており、ルノーはブラジルの金曜フリー走行を2018年のアイデアを評価するために利用することを計画している。

ルノーのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは「我々はエンストンで大きな進歩を遂げている。それが我々の焦点だ」とコメント。

「レギュレーションの変更は比較的少ないが、完全に新しいクルマだ。2017年レギュレーションに合わせて作られたクルマで空力パッケージとバランスについて多くのことを学んだし、クルマは強力な一歩を踏み出すはずだ」

「ブラジルのプラクティスでは、2018年パッケージの準備に役立てるために様々な空力計測器をつけた空力走行を実施する予定だ」

一方、エンジンに関しては、先週末のF1メキシコGPで、ルノーのパワーユニットには故障が続発。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)がパワーユニットの故障によってリタイアを強いられている。

ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、“容認できない”故障を解決するという“明確な意思”があると述べた。

「メキシコGPは数多くの容認できないメカニカルトラブルにより、とりわけ困難な週末となった。我々は迅速かつ強力な対策を取っていくという明確な意思がある」とシリル・アビテブールはコメント。

「メキシコの特性は我々の弱点を強調したが、我々がパフォーマンスと信頼性のバランスを取ることができていなかったのは明らかだ」

「今年、我々のエンジンのパフォーマンスは大きく向上しているし、それはレースの結果で証明されている。マックス(フェルスタッペン)はメキシコで素晴らしい勝利を収めたが、我々とカスタマーの両方のために信頼性を見い出さなければならない」

「チームは自信を持ったままだし、団結している。シーズン末まで、そして2018年の準備のためにも、進歩を維持していくことが重要だ」

「我々にはその手段がある。我々の組織は安定しており、強靭で有能だ」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム