ルノー 2017 F1パワーユニット
ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2017年にF1パワーユニットが1000馬力を超えるのは“あまり楽観的”だが、将来的には達することができる目標だと考えている。

1980年代のターボエンジン以降、1000馬力は達していない数値だが、イタリアメディアは、フェラーリの最新パワーユニットが1000馬力を超えたと報じている。

メルセデスのエンジン責任者を務めるアンディ・カウエルは、2016年の開幕時にメルセデスのパワーユニットが900馬力をすでに超えていることを明かしている。

「パワーユニットのパフォーマンスは900〜950馬力の間だと思う」とシリル・アビテブールは Auto Motor und Sport にコメント。

「1000馬力を見込んでいるチームはちょっと楽観的すぎると思う。メルセデスさえ、達成しないと思う。だが、現在のレギュレーション下で間違いなく達成できる目標だ」

2016年にパワーユニットのパフォーマンスを大きく改善させたルノーは、今年、より進歩することを示唆しており、カスタマーであるレッドブルは、F1スペインGPで予定されているアップグレードに大きなブーストを期待している。

「シーズン開幕時にメルセデスのパワー出力に匹敵するとは仮定していない」とシリル・アビテブールはコメント。

「だが、十分に近づいていると思いたいし、レッドブルが良いシャシーを造れば、彼らと戦えると思う」

「我々のゴールは2018年にメルセデス・エンジンを追い抜くことだ」

「我々には前に出るための急進的なコンセプトがいくつかあるが、それは今シーズンのためのものではない。もう少し時間が必要だ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム