ロータス E22
ルノーは、“プロモーションイベント”を利用したロータス E22の初走行における規約違反を否定した。

2014年最初のプレシーズンテストでは、ルノーのパワーユニットを搭載したチームはトラブルに見舞われており、同じヘレス・サーキットで“フィルミングデイ”を利用して行われたロータス E22の初走行に注目が集まっていた。

ルノーは、ロータス E22の初走行にむけて、ヘレステストでの問題を解決するためにパワーユニットに変更を加えた。

ルノーは、2日間にわたって行われたE22のシェイクダウンテストで変更を加えたパッケージが“信頼性の問題なく”走行したと認めた。

「基本的な目的は、システムチェックと基本的なマシン操作ができるように、ロータスのパワーユニットの構造および操作用プログラムを支援することだった」とルノーはコメント。

「最新のパワーユニット構造は、信頼性の問題なく稼働し、ロータスは撮影日に許可されている最長距離を走行することができた」

「へレスでの走行後、ヴィリーのダイナモでアップデートが行われた。アップデートには、細かいハードウェアの変更、ソフトウェアのバグ修正、キャリブレーションの改善などが含まれていた」

ルノーは“PE(プロモーションイベント)は、純粋なマーケティングもしくは宣伝目的でチームが参加するイベントと定義される”という規約に違反してはいないと主張している。

ルノーは声明で「競技規約で規定されているように、フィルミングデイは開発を目指したものではないことを指摘したい。むしろ、ヴィリーのダイナモで試したアップグレードの確認だった」

「いつものように、我々全員がパワーユニットの稼働、そして競争力のある2014年シーズンに必要なパフォーマンスと信頼性を提供するためにコミットしている」

ロータスの広報担当は、へレスでの2日間について「シャシーと新しいルノーのパワーユニットのいずれも大きな問題なく走行した」と述べた。

「パストール(・マルドナド)はチームにすぐに馴染んだ。マシンは順調であり、設計と製造品質は2013年に成功したE21をさらにステップアップさせたものである」

「来週のバーレーンでの全面的なテストプログラムを楽しみにしている。そこでは新パッケージのポテンシャルを見ることができるだろう」

シーズン2回目となるバーレーンでのプレシーズンテストは2月19日からスタートする。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム / ロータス