ルノー、エンジン開発を再開
ルノーは、発表していたエンジン部門のリストラを撤回した。

エンジン凍結がレギュレーションで定められたことにより、ルノーはコスト削減としてビリシャチオンにあるエンジン部門のリストラを発表していた。しかし、フェラーリ、メルセデスなどが、現行のレギュレーション下でもエンジンのパフォーマンスをアップさせ、他のエンジンと30馬力近い差をつけている。

今季のF1エンジンの中で最も“非力”といわれているルノーは、一旦はエンジン部門のリストラを発表していた。しかし、フェラーリ型のエンジン開発が可能なことが判明し、他のチームも同様の開発を行っていることからこれを撤回。一度離れたスタッフを集め、再度エンジン開発の活動を再開させた。

凍結されているエンジン開発だが、エンジン内部でもパーツの信頼性の問題やコストダウン、エコロジーに繋がる変更など、パフォーマンスの向上を狙ったものでなければ、FIAに登録し、他チームの承認を得られれば可能になっている。

また、ルノーがエンジン開発を独自で行うことで、F1からの撤退が噂されていたメカクローム社は、この噂を否定。「2社の関係は当初の契約通りに継続する。メカクロームは現在もルノーのためにハイパフォーマンス部品の製造、開発を行っている」との声明を発表している。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム