ロータス・ルノーGP チーム代表エリック・ブーリエ
が、ニック・ハイドフェルドとブルーノ・セナの交代について語った。

ニック・ハイドフェルドを交代するという選択をした理由を説明していただけますか?
夏を通して、我々はパフォーマンスやモチベーションのレベルなど多くのことを見直した。いくつかの新しい方向性を示すという決断をしなければならなかった。ドライバーとしてブルーノを評価する機会でもあった。それが理由だ。

財政的な状況ですか? ブラジルからのスポンサーシップは?
いいや。それは常に出てくる話題だ。驚くべきことだ。確かにブラジルとの関係はある。ジェニーはブラジルと100億ドルの契約にサインしたが、ブルーノとは関係ない。なにもない。ブルーノはサードドライバーなので、ドライバーラインナップを変更したい場合にサードドライバーをプロもートすることは論理的だ。

ドライバーの一人が高等裁判所にいるのは奇妙な状況だと思いませんか?
奇妙な状況ではない。我々はきちんと契約を結んでいるし、実際、契約に異なる解釈があると理解しているので、意見の不一致がある。彼は和解について話すことを望んでいなかったので、高等裁判所にいくという決断をした。法廷は我々に有利なすべてを除外した。そういうことだ。

勝訴した場合、彼は再び走るのですか?
今起こっていることは、彼らの弁護団が裁判で争おうとしているということだ。だが、裁判はどうなるか決してわからない。高等裁判所は我々に有利だったので、彼が求めているすべては差し戻された。(これ以上)コメントはしない。これは訴訟事件だ。我々は9月19日に回帰しなければならない。どんな可能性もある。決定できる誰かに委ねなければならない。

ニックとの関係は?
非常にフレンドリーだ。それは明らかだ。

彼は何か間違ったことをしたのですか?
私はすべてを説明するためにここにいるわけではない。だが、セッション毎、週末毎、メディアはヴィタリーがニックより速い理由を尋ねてくる。毎回だ。純粋にニックの経験豊富なドライバーとしてのスピードと全体的なパフォーマンスにあまり満足していなかった。

彼はヴィタリーより多くのポイントを獲得しています。通常なら遅れているドライバーを交代しませんか?
それは私が決めたことだ。オーケー、私の決断だけで満足でないというなら、それは会社のための決断でもある。ドライバーに満足していない場合・・・私は契約を破ってはいない。最高の証拠は、法廷が(彼の行動)を拒否したことだ。

ブルーノの状況が現れる以前は、GP2シリーズが終わればロマン・グロージャンが何レースか得るかもしれないとの推測がありました。そこの状況はいかがですか? それは起こりそうですか?
いいや。単なる人々の推測に過ぎない。

ということは、ブルーノは残りのシーズンも走るのですか?
シーズンの終わりまでニックとブルーノを代えるという決定なのでそうだ。これからまら公聴会があるので、ブルーノがこことモンツァで走ることは確かだと言わなければならない。高等裁判所は我々にそうする権利を与えてくれた。そのあとは我々は19日に裁判所に行くのでいろいろな可能性がある。

ブルーノの方がニックよりも良いと考えた理由は?
彼の方が良いとは決して言っていない。ニックの全体的なパフォーマンスに満足ではなかったと言ったのだ。多くの理由、スピードだけでなく、異なるドライバーラインナップを持つことがチームのためには良かった。

シーズン開幕時の可能性があったとき、ブルーノを起用しなかったことを後悔していますか?
いいや。ニックを起用するという決断には満足していた。ニックは素晴らしい男だ。だが、何かがうまくいかなかった。チーム内で彼のリーダーシップはうまく機能しなかった。ヴィタリーよりも遅いことがある場合、実際、ほとんどヴィタリーより遅かったので、彼がチームをプッシュし、チームリーダーとして落ち着くのは難しかった。

結局のところ、スピードだけでなく、マネジメントについて話をすれば、ネガティブな見解が始まり、ネガティブなループに陥った場合、それを止めるのは難しくなる。チームのパフォーマンスがニックのせいだと言っているのではない。マシンは十分に良くないし、十分にマシンを開発できていない。ミスも犯した。だが、ループはネガティブだ。なので、チーム内のなにかを変えなければならなかったし、再編して全員の目を覚めさせるのと同様にドライバーもいくつかのことを変えなければならなかった。すべてを再編するためにはこのモティベーションを戻す必要があった。簡単なことではない。

ロバートが戻ってこない場合、ヴィタリーはチームリーダーにステップアップする可能性はありますか?
様子を見てみるつもりだ。

現在のロバートの状況は?
彼はまた別の手術を受けるので、彼が完全に回復するまで待たなければならない。それが最後の手術であることはわかっているので、そのあと彼はやっと完全なリハビリをスタートすることになる。

来年彼を復帰させる予定ですか?
もちろん。彼が準備できれば、もちろんだ。

ブルーノにはどのようなことを期待していますか?
ヴィタリーのペースに匹敵することだ。できるだけ早くにね。もちろん、彼には時間が必要だが、シンガポールまでにはと言いたい。

ロバートの話に戻ると、最終戦に出場する可能性が話されていますが、今シーズンの彼の復帰は除外してもいいのでしょうか?
正直なところ、わからない、そうは思っていない。彼は順調に回復しているが、最後の手術でまた痛みを経験することになるだろう。彼はドライビングと同様に完全なリハビリを行わなければならない。身体的な準備が必要なだけでなく、マシンでのフィーリングを取り戻す必要もある。

彼のためにシミュレーターでの走行を予定していますか?
必要であれば、そうするつもりだ。シミュレーターの入るのは簡単なことだ。最も難しい部分は、彼の走行のために2009年マシンを用意することだ。

ベルギーでニックがチームギアを来て走りまわっていることには満足していますか?
彼がチームをプロモートしている限り、問題はない。

彼がここに現れたことには驚いていますか?
そうだね、少し驚いている。彼は自分を違反状況に多くことを望んでいないと思う。それが理由で驚いている。彼がチームをプロモートする立場を続けて、それ以外のことを話さない限り、問題はない。

彼はガレージに入ってもいいですか?
もちろん。彼はまだ契約下になるので問題はない。

シーズンのこの時期にニックとルーキードライバーを交代させることはリスキーな状況だと思いませんか?
そうだね、リスキーだ。だが、トップに戻りたけば、リスクを冒さなければならない。そうしなければならないと決断したし、我々には十分ではないが経験のあるサードドライバーがいる。リアルな状況で彼を評価する良い方法でもある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム / ニック・ハイドフェルド / ブルーノ・セナ