レッドブルF1、2026年のアイザック・ハジャー昇格をメキシコGP後に発表報道

今季レーシングブルズでF1デビューを果たしたハジャーは、開幕戦こそリタイアに終わったものの、以降は安定した走りで評価を急上昇させている。第18戦終了時点でドライバーズランキング9位(39ポイント)につけ、オランダGPでは3位表彰台も獲得。新人ながら存在感を示しており、パドック内でも高い注目を集めている。
一方で、レッドブル本隊ではセカンドシート問題が依然として解決していない。角田裕毅は第2戦後に昇格したものの、マックス・フェルスタッペンとのパフォーマンス差は大きく、チーム内では厳しい評価が続いている。リアム・ローソンは再びレーシングブルズへ戻され、チームとしては来季以降のドライバー体制を見直す段階に入っている。
レッドブルの顧問ヘルムート・マルコはアゼルバイジャンGP後に「ハジャーは2026年の契約を結んでいる」と明言しており、昇格発表のタイミングだけが注目されていた。
「プレッシャーがある時こそベストを出せる」
ハジャーはシンガポールGPの週末、『RN365』の取材で契約に関する質問を受け、次のように語った。
「この立場にいるのはいいことだと思う。でも僕のキャリアでは、いつも最終戦まで自分を証明し続けてきたから、こうして少し安心できるのは新しい感覚なんだ」
「それでもプレッシャーがなくなるわけじゃない。むしろプレッシャーがある時のほうが、自分のベストを発揮できると感じる。残りのレースでも全力で攻めるつもりだし、リスクも恐れずに挑んでいく」
2025年シンガポールGPではウィリアムズのカルロス・サインツに続く11位でフィニッシュ。惜しくもポイントには届かなかったが、安定したペースでチームに貢献した。
角田裕毅の立場にさらなる逆風か
レッドブルのドライバー構成は常に厳しい競争にさらされている。角田裕毅は昇格後も結果を出し切れておらず、チーム内では2025年末での契約終了=F1シート喪失の可能性も取り沙汰されている。さらにジュニア育成ドライバーのアービッド・リンドブラッド(17歳)も2026年以降の候補として急浮上しており、レッドブル内の序列争いは一層激化している。
ハジャーの昇格発表がメキシコGP後に行われれば、レッドブルは早くも2026年体制を確定させることになる。若きフランス人がフェルスタッペンの隣に座る日が現実のものとなるのも、そう遠くなさそうだ。
Source: sportskeeda.com
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