レッドブルF1代表 フェルスタッペンの決断力絶賛「1コーナーで勝負を決めた」

「第1コーナーは“決めるか、それともすべてを失うか”というほどの決断だった」とホーナーは語る。
「マックスはかなり後ろから飛び込んでいった。ジョージ(ラッセル)がインにいて、オスカー(ピアストリ)はポールポジションから外側にいたけど、彼はそこに飛び込んでいった。オスカーはフェアにスペースを与えたが、あれは本当に大胆だった」
「彼は隙を見つけると躊躇なく飛び込む。そういう状況判断において、マックスは本当に卓越している。今日もその本能的なレース感覚をいかんなく発揮した」
当のフェルスタッペンも、あの瞬間について次のように振り返っている。
「スタート自体は特別良かったわけじゃないけど、アウト側、つまり通常のラインにいたから『とにかく外から突っ込んでみよう』と思った。うまくいったね」

ホーナーはまた、フェルスタッペンが今季のドライバーズ選手権争いにおいて依然として有力な立場にあることを強調し、チームとしての目標を明確に示した。
「この選手権はマラソンだ。まだ7戦目だが、そのうち2戦を制している。我々は勢いをつかみつつある」
「来週はまた別のチャレンジが待っているし、その次の週末にはレギュレーションも変わる。我々のフォーカスは完全にドライバーズ選手権にある。そして、我々には明確なナンバーワンがいる。それがマックスだ」
タイトル争いが混戦模様となる中で、ホーナーはフェルスタッペンの勝負勘と集中力を最大の武器と捉え、信頼を隠さなかった。
「オスカーは選手権リーダーとして守りに入っていたが、マックスはその隙を逃さず攻めた。こういう瞬間で彼が見せる決断力が、週ごとに我々を勝利に導いている」
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