レッドブルF1首脳 「リアム・ローソンは2025年に4台のうちの1台に乗る」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、リアム・ローソンが来季のF1でレッドブル・レーシングのメインチームまたは姉妹チームであるビザ・キャッシュアップRBのいずれかでレースに出場することを確認した。

現在レッドブルの公式リザーブドライバーを務めるリアム・ローソンは、ちょうど1年前のオランダグランプリで、アルファタウリで負傷したダニエル・リカルドに代役として急遽起用され、F1デビューを果たした。ローソンは2024年のレースシートを確保するだろうと多くの人々から期待されていた。

リアム・ローソンは、夏休み前にレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス、あるいはRBのダニエル・リカルドと交代するのではないかという憶測もあったが、最終的にレッドブルは現行のラインナップを維持することを選択し、ペレスはマックス・フェルスタッペンと、リカルドは角田裕毅と引き続きチームメイトとして走ることとなった。

しかし、ローソンの契約状況から、レッドブルは2025年にレースシートを用意しなければ、彼が他チームへ移籍してしまう可能性がある。

最終決定は2024年末までに行われるが、ヘルムート・マルコのコメントは若手ドライバーへの強いコミットメントを示唆している。

「彼は間違いなく来年のうちの1台に乗ることになるだろう」とヘルムート・マルコはKleine Zeitungに語った。

レッドブル・レーシング

ヘルムート・マルコのコメントは、セルジオ・ペレスとダニエル・リカルドの将来に疑問を投げかけるのは必至だ。すでにマックス・。フェルスタッペンと角田裕毅がそれぞれのチームで残留することが決まっているため、現ドライバーのどちらかがリアム・ローソンに道を譲らなければならない。

2025年までの契約を結んでいるセルジオ・ペレスだが、今後のレースで結果を残すことが求められている。 特に得意としているトラックで好成績を残し続けることができれば、ポジションを確保できるだろう。しかし、一貫性のなさが続けば、シーズン終了時にメキシコ人が解雇されるリスクに直面することになる。

当初はセルジオ・ペレスと交代する可能性があったダニエル・リカルドも、レッドブルに長期的な価値を納得させるために、残りの10レースでパフォーマンスを向上させる必要がある。

木曜日にザントフォールトで、ダニエル・リカルドは自身の苦境を認め、次のように述べた。「僕は今でもパフォーマンスが最高の友だちだと思っている」と述べた、

「そして、自分ができると分かっていることを実行し、能力を発揮できれば、来季もレッドブルの一員としてチームに残れる可能性は非常に高くなる。僕はただ、そのことに集中するだけだ」

「リアムについて言えば、昨年彼が車を運転するのを見たし、素晴らしい仕事をしたと思う。グリッドのシートにふさわしいドライバーだと思う。ある意味、彼のために嬉しく思う」

「もし彼が来年のシートを確保できるなら、それは素晴らしいことだと思う。なぜなら、彼はそれにふさわしいドライバーだからだ」

「では、それが僕にとって何を意味するのか? 言ったように、おそらくちょっと未知数だ。でも、もし僕が結果を出せば、どこかのチームが僕のために席を用意してくれるはずだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / リアム・ローソン / ビザ・キャッシュアップRB