レッドブルF1 「フェラーリはフルパワーで予選シミュレーション」
レッドブル・レーシングは、2024年F1第3戦オーストラリアGP初日のフェラーリのロングランペースが「非常に印象的」だったことから、もっとパフォーマンスを引き出す必要があると語った。

フェラーリのシャルル・ルクレールはアルバート・パークで行われたフリー走行2回目で総合トップタイムを記録し、世界選手権リーダーのマックス・フェルスタッペンに0.381秒差をつけてセッションを終えた。

レッドブルは各チームが異なるエンジンモードで走行しているため、1周のタイムが曇っていると考えているが、強力なレースシミュレーションに基づいて、フェラーリの挑戦は本物であると考えている。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコはSky Germanyのインタビューに応じ 「改善しなければならない」と語った。

「マシンは悪くないが、ルクレールはまだ微調整が必要なペースだ。全般的に、フィールドは接近していると言わざるを得ない」

フェラーリのエンジン・モードにについて尋ねられたマルコは「フェラーリは予選シミュレーションでフルパワーで走ったと思う。我々はそうじゃない。だから、コンマ3秒の差が致命的だとは思わない」

「だが、ロングランはとても印象的だった。我々のセットアップはまだ正しいとは言えない」

プラクティス2でのフェルスタッペンの走りは、プラクティス1で縁石に乗り上げてしまったマシンの修理のため、コース上での走行時間を序盤で失ってしまったことも影響している。

「彼は縁石に接触し、この接触によって比較的大きなダメージを負った。だから僕たちは出遅れたんだ。貴重な時間を失った」とマルコは語った。

「セットアップは正しい方向に進んでいると思うが、最終的に失った15分は、我々が想像していたものではなかった」

レッドブル・レーシング F1 オーストラリアGP

フェルスタッペン自身は、このタイムロスはレッドブルがフルプログラムをこなせなかったことを意味すると語った。

「残念ながら(FP1での)ハプニングのせいで少し混乱してしまった」とフェルスタッペンは語った。

「ワイドに走って、フロアとシャシーにダメージを与えてしまい、残念ながら修正に少し時間がかかった。それで20分ほどロスしてしまった」

「でも、チームとしてやったことはとても早く立て直せたと思う。プログラムはだいたいは完了できた。ロングランではもう少し周回を重ねたかっけど、20分もロスしてしまった」

フェラーリは初日から好調のようだが、フェルスタッペンにとっては心配するほどではなかったようだ。

「まあまあだったと思う」とフェルスタッペンはコメント。 「フェラーリは速いと思うけど、僕たちとしてはもう少し微調整できるところがあると思う。だから、クレイジーでもなければ、心配するようなこともない。ただ、マシンをもう少し微調整する必要がある」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング