セルジオ・ペレス 「レッドブルF1チームでさえ敵」との質問に反論
セルジオ・ペレスは、レッドブルが今季のパフォーマンスを公に批判し、チーム上層部からの厳しい目が向けられていることについての懸念を一蹴した。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ペレスの国籍に言及した物議を醸すコメントでスポットライトを浴び、後に謝罪したが、2024年のチームのシートの地位を巡ってチーム代表のクリスチャン・ホーナーと対立しているようだ。

ホーナーはメキシコ人選手が来季レッドブルとの契約を履行すると繰り返し断言していた。

シーズン序盤は絶好調だったものの、その後調子を落とし、マックス・フェルスタッペンに1戦1戦ついていく必要があったこともあり、Channel 4の司会者であるスティーブ・ジョーンズはペレスに対して「自分のチームさえも敵に回しているように感じることがある」と語ったが、ペレスはそのようなことはないと考えている。

フェルスタッペンがドライバーズランキングでほぼ首位に立ったことでペレスはシーズン中盤の不調からほぼ回復したものの、来年もレッドブルでのポジションをキープするためには、ドライバーズランキング2位をキープしているにもかかわらず、ダニエル・リカルドの存在がペレスにプレッシャーをかけていた時期もあった。

しかし、マルコがペレスについて、そしてチームのシートを守るために「パフォーマンスをする必要性」について何度も公の場でコメントしているにもかかわらず、ペレスは舞台裏で彼らの全面的なサポートを維持していると主張した。

スチューブ・ジョーンズは「あなたが受けなければならないプレッシャーは尋常ではないと思っていえう」とシンガポールGP前のインタビューでペレスに語った。

「時々、あなたは岩と岩の間にいるようだ。最近、ヘルムート・マルコがメディアでちょっとした失態を犯しましたが、それが良い例だと言えるだろう」

「時々、自分のチームさえ敵対しているように感じることがある。私の言っていることが分かりますか?イライラしますか?

しかし、ペレスはそのような懸念を一蹴し、遠くから見ればそのように見えるかもしれないが、チームは彼をサポートしていると主張した。

「つまり、外から見れば、みんなが自分の味方ではなく、必要以上に厳しいと感じることもあるかもしれない」とペレスは答えた。

「でも正直なところ、チームでは全面的にサポートしてもらっているし、みんなが僕の成功を望んでくれている」

33歳のペレスは、記録破りのフェルスタッペンと戦わなければならない。昨年15勝を挙げたフェルスタッペンは1シーズンでの歴代最高記録であり、また、10連勝という歴代最高記録は、シンガポールGPでレッドブルがペースを落としたことによってストップした。

フェルスタッペンをガレージの反対側に置くことのプレッシャーについて尋ねられたペレスは、評価すべき点については喜んで彼の功績を認めると答えた。

「タフだよね。彼は機械みたいだからね」とペレスは語った。

「彼は非常に高いレベルで走っているし、僕たちもそれを尊重しなければならない。マックスのチームメイトであることは本当に自分を最大までプッシュしてくれる。それが僕がここにいる理由であり、続けたい理由なんだ。僕は最大限までプッシュできているからね」

「90%のスロットルでこの仕事をすることはできない。フラットアウトで走るか、家に帰るかのどちらかだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング