レッドブルF1代表 「フェルスタッペンをピットインさせろと怒鳴っていた」
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1オランダGPでマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼにピットインを命じるために怒鳴りつけていたことを明かした。

フェルスタッペンは母国のレースをリードして終盤を迎えていたが、ターン1で周冠宇がアクアプレーニング現象を起こして赤旗中断となった

レッドブルのドライバーは当初、9連勝中であることが危ぶまれていたため、ドライのスリックタイヤからインターミディエイトに交換するためにピットインすることをためらっていた。

62周目、ランビアーゼはフェルスタッペンにコンディション悪化のため「今がピットインに適したタイミングだ」と伝え、ワールドチャンピオンのフェルスタッペンはその周の終わりにピットに飛び込んだ。

フェルスタッペンがセバスチャン・ベッテルの持つ歴代最多記録となる9連勝を達成した後、ホーナーはフェルスタッペンをピットインさせるためにランビアゼを怒鳴りつけたと語った。

「天気がどうなるかちょっと不安だった」とホーナーは語った。

「雨はスポット的なものなのか、激しく降るのか疑問に思っていた」

「結局、私はGPに向かって『彼を入れろ!』と叫んでいたよ」

ホーナーは、最初の雨の後、インターミディエイトからスリックタイヤに戻したレース序盤のレッドブルの戦略についても言及した。

この段階ではセルジオ・ペレスがフェルスタッペンをリードしていた。しかし、フェルスタッペンは1周早くコースに投入されたことでペレスをアンダーカットすることができた。

ホーナーはチームのワン・ツーを守るためだったと説明している。

「ある時点で(フェルスタッペンは)3周で(ペレスから)7秒を奪った。非常に速く迫っていた」

「その後、クロスオーバーの厄介なポイントに到達すると、(フェルナンド)アロンソと(周冠宇)が彼の後ろにいて引き金を引いてピットインした」

「(アレクサンダー)アルボンを見てわかったように、突然サーキットがスリックタイヤで活気を取り戻してきたので、先にチェコをピットインさせていたら、二人ともマックスをアンダーカットしていただろう」

「つまり、我々はネット1-2からネット1-4になっていただろう」

「我々はマックスを先にピットインさせた。彼がチェコをアンダーカットするリスクはあったが、最終的にはチームとして1位と2位になるだろうから、それは簡単だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1オランダGP