レッドブルF1、Drive to Surviveの映像使用で拒否権を行使
レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、チームが“Get Out of jail(脱獄)”カードを使って、『Drive to Survive』においてその場のノリで撮った恥ずかしい映像やコメントの使用を拒否していたことを明らかにした。

ホーナーはNetflixの舞台裏ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive』をおおむね支持しているが、過去5シーズンにおいて、足を引っ張らざるを得ないと感じる瞬間がいくつかあったようだ。

「私の妻はいつも、背中を叩くのは、尻を蹴るのと同じことだと言っていた。これでは、まるで車に乗ったカーダシアン家のようだ」とホーナーは今年初めに印象的な言葉を残している。

さらに最近、ホーナーは、シーズン中にフィルムメーカーが収集した何時間もの映像の一部が、チームにとって商業的な損害となる懸念があることを明らかにした。

今週、ホーナーはFinancial Timesの独占インタビューに応じ、「忘れてはならないのは、これはテレビ番組だということだ」と語った。

「彼らは何時間も何時間もコンテンツを撮影する。問題は、1日の初めにマイクを付けられ、その存在を忘れてしまうことだ」

レッドブル・レーシング F1 Drive to Survive

「そして、シーズンの終わりになると、自分とチームだけのクリップを送りつけてくる傾向がある。『本当にあんなこと言ったか? 私は本当に誰かに See You Next Tuesdayと言ったのか?』と考える」

「その時点で我々は『それは載せられない。見せられない部分がある』と言う。。それが我々が持っている唯一の脱獄カードだ」

マックス・フェルスタッペンは、この番組がストーリーを捏造し、ドライバー間の衝突を「大げさ」に描いていると非難した後、2022年シーズンに同シリーズに参加する合意を取り下げた。

しかし、その後、フェルスタッペンは譲歩し、2023年の新エピソードの限定的なインタビューに同意している。

また、レッドブルは昨年のメキシコGPで、ピットレーンのレポーターであるテッド・クラビッツのコメントをめぐって『Sky Sports F1』との協力関係を撤回し、別のメディアと対立している。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング