レッドブルF1首脳 「RB19の準備はすべてが順調」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2023年F1マシン『RB19』の準備は「すべてが順調」だと語る。

レッドブル・レーシングは、金曜日にフィルミングデーを利用して2023年F1マシン『RB19』をシェイクダウン。マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが50kmずと走行を分担。フェルスタッペンはRB19の第一印象に非常に好意的だった。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、プレシーズンテストを1週間半後に控えたチームの現状に満足しているようだ。

79歳のオーストリア人は、昨年の冬にレッドブル・レーシングがおかしなことに遭遇しなかったと述べている。

「準備もうまくいっているし、すべて順調だ」とヘルムート・マルコはF1-Insiderに語った。

ヘルムート・マルコによると、例えばエイドリアン・ニューウェイは昨シーズン、10キロ以上軽くするためにかなりの月日を要したが、今は本当に予定通りに仕上がっているという。

ヘルムート・マルコはフォードに満足
レッドブルは、2026年のエンジンパートナーとの交渉がまとまったことも喜んでいる。フォードがレッドブル・パワートレインズと提携し、3年間にわたりパワートレインを供給する予定だ。これで、シーズン開幕に向けて集中力を高めることができる。

「フォードとはいい契約だと思う。私はデトロイトにいたが、最初から話がうまくいっていて調和がとれていた。すぐに結論が出た。私にとっては、これで紆余曲折などを経て一周して元に戻ったようなものだ」

なぜ、一周したのか? 2004年末、レッドブルはフォードからジャガーF1チームを譲り受けた。それは、レッドブルがモータースポーツの頂点でスタートを切ったことを意味する。

当時、交渉の場はアメリカではなく、イギリスだった。

「フォード・ヨーロッパの本社があった。それが、我々のサクセスストーリーの始まりだった」とヘルムート・マルコは語る。

「だから、まさに“一周回った”と言えるだろう」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング