レッドブルF1代表 「エナジードリンク企業に勝たれるのは不快だと思う」
レッドブル・レーシングは、2022年にコース上でRB18がフィールドの最強マシンであることを証明し、22レースで17勝を挙げる前例のない成功を収め、2013年シーズン以来となる「ダブル」タイトルを獲得した。
マックス・フェルスタッペンは年間15勝という記録を打ち立て、レッドブルは 1シーズンにチームが獲得したポイント数の新記録を樹立した。
レッドブル・レーシングは信頼性に苦しんで2022年を開始し、バーレーンのシーズン開幕戦で2台の車がリタイアし、マックス・フェルスタッペンはオーストラリアで燃料システムの問題によってリタイアした。
しかし、その後、本領を発揮し、フェラーリと直接対決した後、RB18は一歩前進し、グリッドで最も支配的な車になり、シーズンの最後の12レースで11勝を挙げた。
「17回のグランプリで優勝し、我々がやってきたことを実行すれば、それが我々の対戦相手を傷つけることを理解できるだろう」とクリスチャン・ホーナーはアブダビでのレース後に語った。
「来年、彼ら（メルセデスとフェラーリ）はチャレンジャーになるためのモチベーションをさらに高めてくれると確信している。彼らはどちらも2023年に決して見くびることのできない非常に質の高いチームだ」
しかし、今年のレッドブル・レーシングの成功には論争がなかったわけではない。2021 年シーズンの 1 億 4,500 万ドルのコスト上限に違反したことで、トラック上の優位性が影を潜める恐れがあった。その後、チームは罰金と2023年の開発時間を短縮されることで合意に達した。
レッドブルのF1史上最も成功したシーズンにもかかわらず、クリスチャン・ホーナーは、チームに向けられた批判の弾幕を受け入れなければならないと考えている。
レッドブル・レーシングと FIA（国際自動車連盟）との交渉中、コスト上限違反を理由にマックス・フェルスタッペンの 2021 年のタイトルを剥奪するよう求める声も挙がったが、レッドブルのメインのライバルであるメルセデスのトト・ヴォルフやフェラーリのマッティア・ビノットなどは呼応しなかった
また、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンがチームメイトのセルジオ・ペレスが今月初めにブラジルGPでチャンピオンシップ2位を狙うのを助けることを拒否した後、内部の緊張に対処しなければならなかった。
レッドブル・レーシングはコストキャップの話の後、ファンとの信頼を再構築する必要があるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「ある時点で他の誰かが問題を抱えることを常に学ぶものだ」と語った。
「上に上がれば上がるほどナイフは鋭くなり、今年はそれを少し経験した。このパドックで不人気になる一番手っ取り早い方法は、勝ち続けることだ」
「我々はエナジードリンクの子会社であり、OEMや歴史あるブランドと競争している。それは、一部の競合他社にとって不快なことだ」
「今年、我々はコース外で背中を狙われていた。今年は厳しい時もあったが、残念ながらそれがF1だ」
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