レッドブルF1首脳 「2022年F1マシンの開発はメルセデスとほぼ同等」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスと“ほぼ同等”の2022年F1マシンを開発していると信じており、来季も2チームが再び最前線に立つと考えている。

F1マシンの製造方法を劇的に変える大幅なレギュレーション変更によって、2022年以降にF1チームがいじれるパワーメーターは厳しくなり、F1マシンは大きく様変わりすることになる。

F1チームは、全く異なる2022年F1マシンでスタートダッシュを決めるためにシーズンを通して開発に取り組んできた。変更の重要性を考え、ハースF1は2021年をまったく開発せずに2022年F1マシンの開発にすべてのリソースを注入した。

しかし、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、レギュレーション変更で根本的なソリューションが見つからない限り、今シーズンにタイトルを争ったレッドブルとメルセデスが3月にバーレーンで再びフィールドを率いることを期待している。

過去にはブラウンGP(ホンダ)が2009年にダブルディフューザーを開発し、メルセデスのターボとコンプレッサーを分離したレイアウトのF1パワーユニットは2014年から支配的な強さをみせた。

マックス・フェルスタッペンは、レッドブルのシミュレーターで2022年F1マシン『RB18』をテストしており、ヘルムート・マルコは、たとえ完全に異なるマシンであったとして、フェルスタッペンは自分が運転するものすべてに適応できると語る。

「マックスはレースの合間にシミュレーターを運転した」とヘルムート・マルコはServusTVに語った。

「彼はリアが比較的不安定なマシンを運転することができる。彼にとって、マシンはできるだけ速くなければならないが、必ずしも快適である必要はない」

「現時点では、メルセデスとほぼ同等であると信じている。エンジンも(合成燃料の導入により)大きく変わる。それは劇的な変化だ」

「ダブルディフューザーのように誰かがゴールデンショットを管理しない限り、我々が再び前に立つと信じている」

レッドブルF1は、チーム代表のクリスチャン・ホーナーと2026年まで契約を延長。マックス・フェルスタッペとの契約は2023年末に期限を迎えるが、早期に契約延長したい意向をすでに確認している。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1マシン