レッドブルF1、サウジアラビアGPで投入の最終アップグレードが不発
レッドブル・ホンダF1は、サウジアラブアGPで2021年の最後のアップグレードを投入したが、望ましい効果は得られなかったと報じられている。

2013年以来となるドライバーズタイトルの獲得を目指しているレッドブル・レーシングは、状況に応じて、タイトル確定とリードを失う両方の可能性があることを把握して、最後から2番目のラウンドであるサウジアラビアGPに臨んだ。

過去2戦では、メルセデスF1が勢いをつけ、ルイス・ハミルトンが2連勝していることを考えれば、F1サウジアラビアGPではハミルトン優勢と考えられていた。

しかし、パフォーマンス差を解消するために、レッドブル・ホンダF1は、金曜日にセルジオ・ペレスのRB16Bで最終アップグレードのひとつを投入したが、実際には望んでいた効果をもたらすことはできず、逆にペースを落としたと報じられている。

「足回りの小さな調整だった。目的は、ストレートのドラッグを減らし、時速数キロを増やすことだった」とAuto Motor und Sportのアンドレアス・ハウプトは述べてた。

「しかし、この変更にはコーナーでのダウンフォースがかかりすぎた。そして、不利な点が利点を上回った。レッドブルは取り外した。データは再び詳細に調査される」


そのデータが伝えていること次第では、レッドブル・ホンダはF1アブダビGPのプラクティスでアップグレードを再試行することができる。Auto Motor und Sportは、ヤス・マリーナ・サーキットのレイアウトはレッドブル・ホンダ RB16Bにより適していると見ている。

「レッドブルが探しているものを見つけて、すぐに良い解決策を思いついた場合、またはトラックが単にうまくフィットした場合、おそらくアブダビで“トリック”が実際に再試行されるだろう」とアンドレアス・ハウプトは付け加えた。

「ジェッダ・コーニッシュ・サーキットとは異なり、ヤス・マリーナ・サーキットにはあまり速いコーナーはない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1