レッドブル・ホンダF1陣営、ルイス・ハミルトンのPU交換ペナルティに期待
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーとモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、今シーズン中にルイス・ハミルトンが新しいパワーユニットを投入することを期待している。

現在、ルイス・ハミルトンは、シーズン中に許可された3基のパワーユニットを使用しており、メルセデスは残り7ラウンドで4基のパワーユニットをプールに導入することを戦略的に検討している。

もし、メルセデスが4基のパワーユニットを投入することを決断した場合、ルイス・ハミルトンはそのレースでグリッド最後尾に降格することになる。

メルセデスの牙城とされたモンツァとソチは、ルイス・ハミルトンは新しいエンジンに降格することなく切り抜けた。

今後のトルコ、メキシコ、サンパウロのサーキットは、すべてのトラックがレッドブルを有利なグランプリになると予想されているため、接戦となっているタイトル争いの最終段階で、メルセデスが引き金を引くかどうかという疑問が生じている。

クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコは、どちらもルイス・ハミルトンに新しいエンジンが投入されることを期待しているが、ホーナーはレッドブル・ホンダF1がそれに依存していないことは確かだと語った。

ルイス・ハミルトンのエンジンの状況について質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々はその種の情報に精通していない」と語った。

「しかし、姉妹車や顧客チームで変更されているメルセデスエンジンの量を考えると、ペナルティが発生する可能性があると予想される。だが、もちろん、それを頼ることはできない」

バルテリ・ボッタスは、エンジンを交換したのは前戦F1イタリアGPで投入したエンジンが『終わってしまった』と発言している。ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はその発言をどうとらえているのか。

「他メーカーのことですし、『終わった』という言葉の意味がよく分からないのでコメントしにくいですが、仮にそれがもう使えないという意味だとすれば、それで今回もう1台追加したという意味だと思います」と田辺豊治はコメント。

「しかし、そのせいでペナルティを受けるのはパワーユニットメーカーとしてはドライバーには申し訳ないことだと思います。ハミルトン選手のパワーユニットがどうなのかは、我々には分からないのでなんとも言えません」

しかし、ヘルムート・マルコは、彼らの情報が正しければ、ルイス・ハミルトンは2021年のシーズンが終了する前に新しいパワーユニットを投入することになるだろうと語る。

「我々の情報が正しいことを願っている。それによると、ルイスは再び変更する必要がある。グリッドの最後尾から表彰台に上がるれるほど速くはない」とヘルムート・マルコは Sky Sports F1 に語った。

「特にブラジルやメキシコは標高が高いため、今後のトラックは我々にとって有利だ。これから、もう一度勝つ必要があるが、十分に強いと感じている。もう一度攻撃する」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1