レッドブルF1の“曲がるウイング”疑惑にFIAが柔軟性テストを強化
レッドブル・ホンダF1が“曲がるウイング”を搭載しているとの疑惑を受け、FIA(国際自動車連盟)は、6月15日の新たな柔軟性テストを実施することをF1チームに通達した。

F1スペインGPの予選後、メルセデスF1のルイス・ハミルトンが「レッドブルはストレートで本当に速かった。マシンのリアに曲がるウイングがついていた。あのウイングで少なくとも0.3秒のゲインを得ている」と発言。レッドブルF1がRB16Bに“フレキシブルウイング”を搭載しているとの疑惑が持ち上がった。

過去にF1では、ストレートではリアウイングが後方に倒れてドラッグを減らし、コーナーでは従来の角度に戻ってダウンフォースを確保する“フレキシブルウイング”が使用されていたが、現在ではFIAが厳格な“たわみテスト”を実施して監視している。

クリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンの発言はメルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフの入れ知恵だったのではないかと推測している。

「すでにそのことはトトが私に指摘していた」とクリスチャン・ホーナーは RacingNews365 に語った。

「それがルイスの意見だったのかどうかは疑わしい。他の誰かの影響を受けた可能性がある」

いずれにせよ、クリスチャン・ホーナーはRB16Bのウイングは完全に合法なものだと主張している。

「もちろん、マシンは様々な検査を受けており、ウイングの柔軟性もチェックされている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「そのようなパーツはあらゆる種類のテストに合格する必要がある。FIA(国際自動車連盟)は我々のマシンに完全に満足しており、様々な厳しいテストをすべてクリアしている」

しかし、Reuters の報道によると、FIAは全F1チームに書簡を送り、一部のチームが、検査には合格しているものの、ある速度を超えると変形するリアウイングを採用しているという懸念があると伝えた。

FIAのシングルシーター責任者を務めるニコラス・トンバジスは「第3.9.3条および第3.9.4条の要件に準拠したリアデザインが、車両の走行中に過度のたわみを示す場合があることが判明した」と説明。

「そのような変形は車両の空力パフォーマンスに重大な影響を与える可能性があり、第3.8条の規定への違反とみなされる可能性がある」

FIAは、どのマシンのリアウイングが今回の判断につながった具体的な例は挙げていないが、新たな検査の開始時期に関しては6月15日となり、リアウイングを強化する必要があるチームには猶予が与えられる。つまり、それまで開催されるモナコGP、アゼルバイジャンGP、トルコGPでは、現在のデザインが有効となる。

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カテゴリー: F1 / レッドブル / F1マシン / FIA