レッドブルF1首脳、エンジン凍結は「最大でも14日以内に回答がほしい」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1エンジンの開発凍結という提案に対する回答を“最大でも14日以内”に得られることを望んでいると語る。

レッドブルは、2021年末でF1から撤退するホンダのF1パワーユニットの知的財産権を引き継いでチーム内で開発してF1エンジンの新レギュレーションが導入される2026年いくことを望んでいる。

しかし、それを実現するためには、コスト的な観点からF1エンジンの開発が凍結されることが前提となる。

F1ポルトガルGP後の月曜日にはF1コミッションでレッドブルのアイデアが議論されたが、決定には至らなかった。

ヘルムート・マルコは2週間以内に整理されることを望んでいると語る。

「我々はできるだけ早く決定を下す必要がある」とヘルムート・マルコは Motorsport Magazine に語った。

「最大でも14日以内だ」

メルセデスは、F1エンジンの開発凍結というアイデアを受け入れている。現在、F1で最も強力なエンジンを持っているメルセデスがレッドブルの提案を支持しているのは理解できるが、フェラーリはエンジンの開発を続けることを望んでいると考えられている。

フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、エンジン開発の凍結が重要な問題だとは考えておらず、代わり、次世代のF1パワーユニットがどうなるのか、そして、その変更が2026年よりも前に実現できるかどうかにより焦点を当てたいと語る。

「エンジンの凍結の問題が重要な会議のポイントのひとつであることは事実であるが、我々がそれについて長々と議論することになるとは思わない」とマッティア・ビノットは会議の前にコメント。

「だが、凍結について話し合う前に、もっと重要なのは2026年について話し始めることだと思う。将来の新しいパワーユニットの新しい技術フォーマットはどうなるのか? どこの部分のコストが対処されるのか? そして、どの部分のテクノロジーに対処が必要なのか?」

「私はそれが最優先事項と考えている。したがって、凍結は議論の2番目の優先事項にすぎない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1