レッドブルF1、来季の『RB16B』までに問題を解決して2022年問題に集中
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、来季マシンは現行マシンのアップグレード版『RB16B』になるとし、それまでに現在の問題を解決して大きな課題となる2022年問題に時間を割きたいと考えている。

新型コロナウイルスによる財政的な問題を鑑みて、F1は来年は現在使用しているシャシーを継続することを決定。基本的に2つの“トークン”の開発しかできない。

そのトークンも今季マシンが抱えている問題と、2021年のタイヤへの負担を減らすためのリアエンドのレギュレーション変更への対応に使われることになる。

そして、2022年には完全に新しいレギュレーションが導入される。完全に新しいシャシーになることに加えて、レッドブルはホンダのF1撤退によってまだ2022年のどのF1エンジンを搭載するかが決定しておらず、他チームよりも課題が多い状況となっている。

2020年の改訂版F1カレンダーでは今後3つの馴染みのないサーキットが登場する。クリスチャン・ホーナーは、最大限のポイントを獲得しながら、RB16の弱点について可能な限り学ぶことを楽しみにしていると語る。

「ポルティマオ、イスタンブール、イモラがある。これらはすべて我々にとって非常に興味深いサーキットであり、シーズンをポジティブきな勢いで終えたいと考えている。私たちがRB16で抱えていた問題がRB16Bでは対処されているようにするためにね」とクリスチャン・ホーナーは語った。

ホンダがF1撤退を発表したことで、RB16BはホンダのF1エンジンを搭載した最後のマシンになる可能性が高い。レッドブルはホンダのF1エンジンを引き継いで継続していて開発する案も検討しているが、様々な問題が残っている。

クリスチャン・ホーナーは、2022年マシンの設計に十分な時間を取るために、今シーズン末までに状況が解決していることを望んでいると語る。

「理想的には年末までに決めたい。もちろん、エンジンは2022年の設計に不可欠な部分を形成するため、理想的には今年の終わりまでに決定し、設計チームは明確なパラメータセットを備えて来年に入れるようにしたい」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1