レッドブルF1代表 「フェルスタッペンのタイヤもパンクの可能性があった」 / F1イギリスGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1イギリスGP決勝で使用していたマックス・フェルスタッペンのタイヤにも裂傷があり、パンクする可能性があったと明かした。

F1イギリスGPの決勝では、残り3周でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、残り2周でカルロス・サインツ(マクラーレン)、そして、ファイナルラップではルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイヤが相次いでバースト。

ルイス・ハミルトンは、壊れたタイヤのままなんとかトップでチェッカーを受けたが、バルテリ・ボッタスとカルロス・サインツはタイヤ交換によってポイント圏外に脱落した。

レッドブル・ホンダF1は、バルテリ・ボッタスがパンクして2番手に浮上したマックス・フェルスタッペンをピットに入れて、ファステストラップの1点のボーナスポイントを狙いに行った。だが、そのタイヤ交換を実施しなければ、ファイナルラップでルイス・ハミルトンを抜いて優勝する可能性もあった。

レース後、クリスチャン・ホーナーは、戦略判断は正しかったと語った。

「ボッタスがパンクしたこともあったが、我々にもバイブレーションが出ており、タイヤに大きな溝があった。そのため、ピットインしてソフトタイヤを履き、ファステストラップを狙うことにした」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 に語った。

「実際、マックスのマシンから外したタイヤには深い溝が刻まれており、かなりの裂傷もあった」

「今日のメルセデスのマシンは素晴らしかったし、ルイスは運を掴み、なんとかマシンをガレージに持ち帰った。2位という結果は我々にとって非常に良い結果だ」

クリスチャン・ホーナーは、メルセデスがレース終盤にペースをコントロールしていたにも関わらずタイヤに問題を抱えていたことから、彼らよりもアグレッシブにタイヤを使っていたマックス・フェルスタッペンのタイヤにもパンクの危険性はあったとし、実際に残り10周あたりでピットストップを検討していたと明かす。

「我々はフロントタイヤの状態を懸念していた。彼らはターン1、ターン2、ターン9で我々よりもイージーに走っていた。だから、彼らがあのような問題を抱えていたのは驚きだった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1イギリスGP