レッドブルF1首脳、ホンダF1の2020年型エンジンの予選モードを絶賛
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダF1の2020年型エンジンの予選モードを“ハンマー(素晴らしい)”と絶賛した。

オーストリアでの2020年のF1世界選手権の初戦はレッドブル・ホンダF1にとって期待外れなものとなった。マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンは二人とも完走することはできず、ライバルのメルセデスF1のマシンの方が強いことが明らかになった。

だが、ヘルムートマルコは1回の劣ったグランプリだけで、タイトル争いから退くつもりはまったくない。

「心理的には大きな打撃だった」とヘルムート・マルコは Krone のインタビューで語った。

「実際に両方のマシンでリアイアすることは許されない。すべては信頼性から始まり、そこが欠けていた」

マックス・フェルスタッペンのトラブルについてレッドブル・ホンダF1は当初“電気系”の問題だと述べていたが、実際にはパワーユニット関連であり、原因が確認されるのを待っているとヘルムート・マルコは語る。

「我々はまだそれをホンダと一緒に決定する必要がある」とヘルムート・マルコはコメント。

「エンジン部品は日本に送られ、そこで検査される。結論が出る前に、その分析を待つ必要がある」

だが、レッドブル・ホンダF1は、レッドブル・リンクでの2回目のグランプリに強くなって戻るつもりだとヘルムート・マルコは語る。

「レース数が少ないなかで0ポイントを2倍の痛みだが、我々はチームとしてそれを補うのに十分強い」

「セットアップには一生懸命取り組んでいるが、問題は必要なパーツがどれだけ早く届くかだ」

「予選であのような0.5秒のギャップはもうない! ホンダのF1エンジンの予選モードはハンマーだった!」

「もし我々が適切に問題に取り組むことができれば、我々は確実の今週末に勝利のために戦うことができる」

それでも、ヘルムート・マルコは、ライバルであるメルセデスF1がレッドブル・ホンダよりも先を行っていると認める。

「メルセデスは明らかにエンジンで大きな一歩を踏み出した。予選モードで彼らには多くのパワーがある」

「ホンダはまだエンジン設定に関して保守的すぎる。しかし、シーズン中に1基多くのエンジンを使用して攻撃したいと思っている。適切なトラックでペナルティを受ければ、ダメージは大きくない」

ヘルムート・マルコは、開幕戦でポジティブだった点としてレースペースを挙げた。

「レーススピードはほぼ問題なかった。我々にはここで可能性がある。全体的にメルセデスにもっと良い戦いができる現実的なチャンスがあると見ている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1