レッドブル、F1オーストラリアGPで中止派に寝返ったメルセデスに恨み節
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、特定の条件下では開幕戦F1オーストラリアGPは“通常”のレースも開催可能だったとし、反対派に寝返ったメルセデスへの恨み節を口にした。

F1スタッフが新型コロナウイルスに感染したことでマクラーレンがF1オーストラリアGPの欠場を発表した後、全10チームが集まり、F1上層部およびFIA(国際自動車連盟)とグランプリの開催可否について話し合った。

当初、開催派にはメルセデス、レッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイント、中止派にはフェラーリ、ルノー、アルファロメオ、そして、すでに欠場を発表しているマクラーレンが着き、メルセデスのカスタマーであるウィリアムズとフェラーリのカスタマーであるハースは投票を棄権。事実上5対5に票が割れて決着はつかず、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、とりあえず金曜日のプラクティスを実施して様子を見ようとしていた。

しかし、2時間の議論の後、トト・ヴォルフは親会社のダイムラーから電話を受けた。会議に戻ったトト・ヴォルフは立場を変え、従業員への注意義務とマクラーレンとの連帯の理由で中止派に回った。開催を望んでいたメルセデスのカスタマーであるレーシング・ポイントもそれに従わなければならず、開催はレッドブルとアルファタウリだけとなった。

それでもFIAは金曜日のプログラムを実施しようとしていたが、メルセデスが午前中に欠場する旨を記したプレスリリースを発表。そのまま進めようとしていたF1とFIA、無観客でのレースを望んでいたプロモーターのオーストラリア・グランプリ・コーポレーションの目論見も崩れ、中止が発表された。

「我々はより厳しい予防策を講じ、パドックを完全に閉鎖(無観客)することについて話をしていた。全チームが合意すれば、保健当局とFIAも合意していた」とクリスチャン・ホーナーは語る。

「多くのチームが考えを変え、レースをすることは望まなかった。プロモーターに選択の余地がなく、レースをキャンセルしなければならなかった」

だが、仮に金曜日にプラクティスが行われたとしても結果は変わらなかっただろう。マクラーレンは新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触の疑いがある14名に隔離措置を講じることを発表。また、多くのスポーツがイベントの中止を発表しており、世界的な動きと世論を敵に回すことはできなかったはずだ。

その後、F1は第2戦バーレーンGPと第3戦ベトナムGPの延期を発表している。

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カテゴリー: F1 / レッドブル / メルセデス