F1
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2月19日(水)からスタートするF1プレシーズンテストを楽しみにしていると認める。

レッドブル・ホンダは、2月12日(火)に全チームで最初に2020年F1マシンのシェイクダウンを実施。RB16はノートラブルでフィルミングデーの走行上限である100kmを走り切った。

「メルセデスのハミルトンが優勝候補だが、我々は一番のチャレンジャーになると考えている」とヘルムート・マルコはコメント。

「我々は昨シーズンすでにいい感じだったが、シーズン中盤以降になってからだった。今年そうはならないはずだ」

「我々は準備を整え、すぐに攻撃できるように弱点のすべてに取り組んできた」

ヘルムート・マルコは、理論的に2020年F1マシン『RB16』のパフォーマンスは優れていると語るが、まずはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンがコース上でそれをどのように扱うかを直接見てみたいと語る。

「コース上で直接マシンを見るのが好きだ。コーナーでどうか? ドライバーが運転しやすいのか?それとも運転しづらいのか?」

また、ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンはF1ワールドチャンピオンを争う準備が完全に整っていると語る。近年、マックス・フェルスタッペンは成熟してはいるものの、思ったことを素直に口にする傾向にある。F1アメリカGPではフェラーリが“不正行為”をしていると発言して激怒させ、F1メキシコGPの予選後にはイエローフラッグで減速しなかったことを素直に語ったこともあり、ポールポジションを失った。

「彼は短気さに終止符を打った。どんな犠牲を払ってでも勝利する態度だ」とヘルムート・マルコは語る。

「ワールドチャンピオンをかけた戦いでは、自分自身をもう少し抑える必要があるときもある。タイトル争いではもう少し外交的でなければならず、真実を少しわきに置かなければならないときがある。そうしれば、特定の発言に後から噛みつかれることはなくなるだろう。いくつか会話が必要だった。だが、メキシコのようなことは2度と起こらないだろう」

ヘルムート・マルコは、レッドブルがマックス・フェルスタッペンとの契約を2023年まで延長したことで、チームはリラックスしてやる気を高めていると語る。

マックス・フェルスタッペンは“自分の価値を知っている”ので交渉は交渉は難しかったが「我々にとって非常に重要だった」とヘルムート・マルコはコメント。

「チーム全体にさらなるモチベーションを感じることができる。マックスが長期的に我々にコミットすることは重要なシグナルだった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1