レッドブルF1、アルボンのクラッシュを責めず「チームが楽観的すぎた」
レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1ブラジルGPのフリー走行1回目でのアレクサンダー・アルボンのクラッシュを責めることはせず、チームが“楽観的すぎた”と説明した。

F1ブラジルGPのフリー走行1回目はヘビーウエットコンディションでスタートしたが、その後インターミディエイトタイヤで走行できるぐらいまでにトラックコンディションが回復すると、アレクサンダー・アルボンが0.5秒以上の差をつけて全体のトップタイムをマークした。

しかし、セッション終盤でスリックタイヤでの走行を試みた際、アレクサンダー・アルボンは最終コーナーでスピンし、走行を終えることとなった。

クリスチャン・ホーナーは、クラッシュによってチームにとって“かなり高価なセッション”になったと冗談を言ったが、アレクサンダー・アルボンのインテルラゴスでの初めての走行には満足していると語る。

「アレックスはブラジルのトラックでの初走行にしてはインターミディエイトで最速という良いスタートを切った」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「その後、サーキットは乾き始めたように見えた。スリックで出ていったマシンは10台はいたと思う」

「マックスはターン2でコースオフした。残念ながら、冷えたブレーキによってアレックスは最終コーナーでロックアップし、少しダメージを負った」

「それによって、次のセッションにむけてマシンを準備するためにメカニックの昼休みは削られてしまった」

アレクサンダー・アルボンは、2020年もレッドブル・ホンダに残留することが決定しているが、今回がシーズンで最初のクラッシュではなかった

しかし、クリスチャン・ホーナーはドライタイヤでアレクサンダー・アルボンを送り出したことはおそらく“楽観的すぎた”として、レッドブルに責任があるとした。

「今日はアレックスのせいにすることはできないと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。

「おそらくミドルセクターの路面はかなり濡れていた状態で彼にラップに乗さしょうとしたのは少し楽観的すぎたかもしれない」

「それにマックスはターン1とターン2で危険な瞬間があったし、他のマシンもワイドに走っていた。今日の事故がアレックスにせいだとは思っていない」

「彼は今年、いくつかの小さな事件を経験したが、ありがたいことに、それらは全て金曜日と土曜日の午前中であり、予選とレースでは彼は結果を出している」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ブラジルGP / アレクサンダー・アルボン