レッドブル、燃料流量システムの明確化で「無駄な努力をせずに済んだ」
レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、FIA(国際自動車連盟)に問い合わせた燃料流量システムが合法だと判断されていた場合、ホンダはそれらのシステムの開発を余儀なくされていたと語る。

F1チームは、ライバルが行っていることに疑いを持った場合、明確化するために理論的にシステムが合法かどうかをFIAに文書で尋ねることができる。慣例として、レッドブルとFIAのやり取りは技術指令の形式で文書化されるため、すべてのチームがFIAの見解を認識することになる。

レッドブル・ホンダのチーフエンジニアであるポール・モナハンによって10月22日に送信された問い合わせは『FFW(燃料流量計)信号フィルタリング』に関連したものだった。

燃料流量は一定間隔で測定されるが、レッドブルの調査では、それらの測定ポイント間で法的要件を満たしつつも、さらに高い燃料流量を提供してパフォーマンスを向上させる可能性のあるシステムについて指摘している。

FIAのシングルシーター・テクニカルマターズ部長を務めるニコラス・トンバジスは、レッドブルが概説した3つのアプローチが合法ではないことを明らかにしている。

「技術指令は非常に明確だった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「誰かが何かをやっていると言うわかではないが、もしそのようなものが存在していたとしたら、それは明らかに違法だと思う」

「パワーユニットは、ハードウェアとソフトウェアの両方の観点から非常に複雑な機械であり、我々が問い合わせをした明確化は、チームとFIAの間で継続的に前後に移動する標準的なものだった」

「なので、無駄な努力をする前に明確化されるのは常に良いことだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1