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レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今年ホンダのF1エンジンの進歩を過小評価してマシンを設計していたと語り、後半戦にレッドブル・ホンダはどのサーキットでも競争力を発揮できると自信をみせる。

今シーズン序盤、レッドブル・ホンダは開幕戦で表彰台を獲得したものの、メルセデスとフェラーリに対して遅れをとっていた。

だが、ホンダのF1エンジンの2度のアップグレード、そして、フロントウイングを含めたシャシー側の問題の解決によって中盤から競争力を発揮。

第9戦オーストリアGPでマックス・フェルスタッペンが今季勝利を挙げたレッドブル・ホンダは、第11戦ドイツGPで今季2勝目を挙げた。夏休み前のF1ハンガリーGPではフェルスタッペンがポールポジションを獲得し、レースでも終始ルイス・ハミルトンとバトルを展開して2位表彰台でフィニッシュした。

レッドブルは、低調なパフォーマンスに終始していたピエール・ガスリーに代えてアレクサンダー・アルボンを起用することを決定。現在、2位のフェラーリとの44ポイント差を巻き返すべく後半戦に挑む。

ヘルムート・マルコは、シーズン序盤のスロースタートは、今年からエンジンパートナーを務めていたホンダのF1エンジンの進歩を過小評価していたことが原因だと語る。

「我々はホンダの進歩を過小評価していた。そのため、今年、我々はダウンフォースの少ないマシンを作った。これほどまでパワフルなエンジンだとは期待していなかった」とヘルムート・マルコはコメント。

「だが、今ではすべてを修正している。現在、我々はメルセデスに近づいており、フェラーリよりも間違いなく速い。シーズン後半はどこでも競争力があると思っている」

F1ベルギーGPからレッドブル・ホンダのドライバーを務めることになったアレクサンダー・アルボンについてヘルムート・マルコは“素晴らしいデビューシーズン”を過ごしてきたと評価する。

「彼は自分のクルマからすべてを絞り出していた」

一方、トロロッソに降格するピエール・ガスリーに関しては「トラフィックにうまく対応できない。彼は順位を失ってしまうし、オーバーテイクすることができない」と説明。

「我々はこれに対応しなければならなかった。今シーズン末までアルボンにチャンスを与えることにした。ガスリーも引き続きトロロッソで走るし、来年誰がマックスのとなりにいるのにふさわしいのかを見ていくことになる」

マックス・フェルスタッペンは、レッドブルのドライバー交代の決断を支持している。

「もちろん、ピエールにとっては残念なことだけど、個人的には誰がチームメイトであろうと気にしない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「重要なのは、僕たちは他のクルマよりも良いパフォーマンスを発揮し、チームのためにより多くのポイントを獲得することだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング