F1 レッドブル・レーシング ル・マン24時間レース
レッドブル・レーシングは、将来、FIA 世界耐久選手権(WEC)に関与するかどうかを言うには“時期尚早”だと語る。

先週、ル・マン24時間レースを含めたWECの2021年の新レギュレーションが発表。現在トップクラスとなっているLMP1カーは市販車ベースの“ハイパーカー”に置き換わることになる。

すでにレッドブル・レーシングのパートナーであるアストンマーティンは、同社のハイパーカー『ヴァルキリー』での参戦を発表。同車はレッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイの手で設計されたマシンだ。

これにより、アストンマーティンの最高峰クラスへの挑戦はレッドブル・レーシングが母体になるのではないかと期待にも似た憶測が広まった。

しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今のところはレッドブル・レーシングの関与については否定している。

「それは時期尚早だ」とヘルムート・マルコは Salzburger Nachrichten に語った。

ル・マン24時間レースを2連覇し、今期のWECタイトルを獲得したフェルナンド・アロンソは、2021年のハイパーカー規則を歓迎している。

「ハイパーカー、新しいレギュレーションのアイデアを気に入っているし、アストンマーティンとトヨタもコミットした。今後数週間でもっと多くのブランドが参戦を表明することを期待している」

フェルナンド・アロンソは、今年でトヨタとWECから離れることが決定しているが、将来的に同シリーズに返ってくる意向があると語る。

「そうだね、ハイパーカーで2021年、2022年、もしくは2023年になると思う。すでにWECから離れることが最終的なさよならではないと言っているし、戻ってくるつもりだ。でも、2年後になるのか3年後になるのか、もしくは5年後になるのかはわからない」

マクラーレンも同社のハイパーカーでル・マン24時間レースに参戦する可能性があるが、CEOを務めるザク・ブラウンは、今年のインディ500での失敗を踏まえ、慎重に進めていかなければならないと語る。

「そのための良いプロダクトがあるか、F1に影響しないかどうか、当社にとって良いビジネスモデルであるどうかを分析する必要がある」とザク・ブラウンは Auto Motor und Sport にコメント。

「それらの質問に対する答えがイエスであると楽観的に捉えている。我々はインディ500で酷い経験をしたばかりだが、インディにも同じことが言える」

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