F1 レッドブル・ホンダ 中国GP
レッドブル・レーシングのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1中国GPで力強い戦略によってフェラーリの2台に割って入ることができたことに満足していると語る。

レッドドル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンを表彰台に立たせるための試みとして、18周目にハードタイヤに交換してアンダーカットを仕掛け、上位勢が2ストップ戦略を実施するきっかけを作った。

フェラーリの両ドライバーでピットインを終えた後、セバスチャン・ベッテルにわずかに遅れをとっていたマックス・フェルスタッペンは、ターン14のヘアピンへの進入で仕掛けたが、ロックアップしたことでベッテルが逃げ切った。

その後、マックス・フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテルから離されたが、シャルル・ルクレールがピットインした際にアンダーカットに出ることに成功している。

「今日はフェラーリに先んじて優れた戦略を実行できたと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「正直、レースでは彼らの方がわずかに速かったかもしれないが、戦略がルクレールにあのポジションを与えたと思う。もちろん、マックスは素晴らしい走りをしていたがね」

レッドブル・ホンダにとって、メルセデスとフェラーリに比較しているものについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々はここで良い週末を過ごすことができたと思っている。実際、シャシーは良い進歩を果たしたと思う。コーナの全てでうまく機能している」とコメント。

「ホンダはストレートで進歩を果たした。我々にはまだ前のクルマに対して見つけなければならないことがある。今日はセクター3が我々にとって弱いエリアだったが、近い将来、その手助けとなる開発が進行中だ」

マックス・フェルスタッペンも戦略のおかげでレースを最大限に活かせたと考えている。

「チームと一緒に彼らについていくために本当に懸命にプッシュした。僕たちは今日、フェラーリをアンダーカットして前に留まるためにチームとして良い仕事をしたと思う。正直、最大限の結果だったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「これまでのところ、毎週末、皆さんは僕たちがやっていることやどれくらい競争力があるかを推測していると思うけど、誰にもわからないことだと思う。セブとは良いバトルができたけど、その後に彼らと戦うペースがなかったのは明らかだったと思う。少なくとも僕はトライした。楽しかったよ」

チームメイトのピエール・ガスリーは6位入賞を果たし、レース終了間際にピットストップを敢行してファステストラップを記録。セバスチャン・ベッテルからボーナスポイントを奪った。

「ポイントはご褒美だ。シーズン終了時にそれら全てが合算される」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「良いことだ。フリーストップだったし、最後の2周にラップタイムを出す機会があった。それでもピエールは結果を出さなければならなかったし、良いラップだった。彼がそこから良い自信を得てくれることを願っている」

自分のパフォーマンスには満足しているかと質問されたピエール・ガスリーは「イエスでもあり、ノーでもある」とコメント。

「F1で自身初のファステストラップを獲得できて嬉しいのは確かだ。僕たちはフリーストップだったし、やってみることに決めた」

「その後、ゆっくりと考えてれば、クルマに乗っていてフィーリングは良くなっている。やらなければならない仕事はまだたくさんある。でも、ゆっくりとそこに向かっている。毎週末一歩ずつ進めていく。僕としては3歩ずつ進みたいところだけどね」

「まだ僕には次のレースにむけてやるべき仕事があるけど、自分の何を改善する必要があって、どこをもっとうまくやれるのかがわかって良かった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング