F1 レッドブル・レーシング F1オーストリアGP
F1オーストラリアGPの予選後、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの間で予選戦略を巡って不穏な空気な流れた。

レッドブル・レーシングは、予選でどちらのクルマが先にコースに出るかをレース週末ごとに交代させる方針を採っており、理論的に後からコースに出るドライバーは先行車からトウ(スリップストリーム)の恩恵を受けることができる。

前戦フランスGPではマックス・フェルスタッペンが先にピットを離れており、今週末のオーストリアGPではダニエル・リカルドの順番となった。

しかし、レッドブル・リンクのショートトラックは、他のサーキットとは異なりQ3で2回ではなく3回アタックするチャンスがある。そのため、ダニエル・リカルドは少なくとも1回は自分がマックス・フェルスタッペンからトウを受けるべきだと考えた。

セッション後半、ダニエル・リカルドはマックス・フェルスタッペンに引っ張ってもらおうとしてスローダウンして追い越させようとしたが、フェルスタッペンは自分のポジションを固持。
マックス・フェルスタッペンは無線で「何が起こっているの?」と質問し、チームから「とにかく彼を抜け」と指示された。フェルスタッペンは「ノーだ。先週は僕が前だったし、今回は彼が前だ。勘弁してくれよ」と返答している。
結果的に7番手で予選を終えることになったリカルドは、事前に予選プランについて今まで以上にチームと話をしておくべきだったと認めつつも、不満を露わにした。

「正直、あまり好印象は持っていない」とダニエル・リカルドはコメント。

「僕たちは3回走行する機会があったし、僕はただ全員に拳を上げただけだ。満足ではなかったからね。それが全てだ」

「クリスチャン(ホーナー/チーム代表)や僕のエンジニアと何度か議論していたし、懸念を抱いてはいたけど、そのいくつかは明白だろうと思っていた。でも、今回のことは明白だと思っていたので、予選前にすべてを指摘しなかった」

「事前にもっとそれについて話をしておくべきだったかもしれない。懸念はあったし、エンジニアと少し話はしていたけど、チームとして議論されていなかったんだと思う。だから、彼らの視点から見れば、予選に入って僕たちが様子を伺っているのを見れば、何が起こっているのかを知りたいし、彼らは『誰もそれについて話していない。彼らは何をやっているんだ?』と思うだろう」

「でも、クルマに乗っている僕の心の中では『おい、何が起こっているかは明白だろ? 他の誰かにトウを与えるのではなく、僕がトウを得られる場所を走らせてくれ』という感じだった」

「おそらくミスコミニュケーションだったし、それについて話をしていれば、状況は違っていただろう。Q3の間、僕たちが何をしようとしているかは明白だと思っていたし、最後の走行っではトウを受ける機会があると思っていた」

「でも、その時点で僕は空気を突き進みたくなかったし、マックスは僕にトウを与えたくなかった。彼の視点からは『それについて僕たちは話し合っていないので、僕は自分の場所に留まる』という感じだったと思う。僕としては『それはフェアじゃなし、君は何かをするべきだ』という感じだった。二人ともにちょっとフラストレーションがあった」

一方、マックス・フェルスタッペンは、予選の手順は明確だっと主張する。

「とてもシンプルなことだ。毎週末、交代することになっている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「先週は僕が全ての走行で前にいたし、彼は僕のトウを使っていた。なので、今週末はそれをするのが彼の仕事だ」

「彼の方が少しダウンフォースをつけていたし、彼は二人ともアドバンテージを得ることを期待していた。でも、チームがどのように機能しているかはわかっているよね。とてもシンプルでとても簡単なことだ」

「彼はお互いトウに入れようとしていたけど、それは意味をなさない。かなりはっきりしていると思う。先週末は僕が前にしたし、その前の週末は彼が前にした。それが僕たちのやり方だ」

チームがリカルドを抜くように指示したときにどうして拒否したのかと質問されたフェルスタッペンは「僕は計画を突き通していたからだ。彼らは彼がタイヤのためにとても遅く走っているので、オーバーテイクしろとしか言わなかった」

クリスチャン・ホーナーは、二人のドライバーは、チームがいつもどのように運用しているかをわかっているので、この種の問題は発生してはならないことだと語った。

「我々はここで非常にシンプルな方針をとっている。それは過去7年間で運用されてきたことだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「我々は週末ごとにどのドライバーが先にガレージを出ていくかを交代している。それがサーキット毎に公正を保つ唯一の方法だ」

「今週末はダニエルがマックスより先にガレージを出ていく番だった。もちろん、彼はマックスがそこから恩恵を受けるかもしれないと感じていた。彼が少しバックオフし始めたのはそれが理由だ」

「ドライバーは毎週それを交代することを明示的に知っている。彼らは状況を知っている・・・説明することは何もない」

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カテゴリー: レッドブル