レッドブル:ダニエル・リカルドが2年前の借りを返すモナコ初優勝
レッドブル・レーシングは、F1モナコGPの決勝で ダニエル・リカルドが優勝、マックス・フェルスタッペンが9位でレースを終えた。
2年前、自身初ポールポジションを獲得してレース前半をリードしながら、ピット作業の問題によって勝利を逃したダニエル・リカルド。今週末は全てのセッションを支配し、ポールポジションから順調なスタートを切っていたリカルドに再び試練が訪れた。
1回目のピットストップ後にダニエル・リカルドのマシンのMGU-Kが故障。パワーユニットの約25%のパワー、ラップタイム換算で1周につき2.5秒を失った。さらに1ストップ戦略によって残り50周でウルトラソフトを最後まで持たせなければならない我慢のレース。それでも、ダニエル・リカルドはセバスチャン・ベッテルからのプレッシャーを跳ね除け、完璧な走りで優勝。自身初となるポール・トゥ・ウィンで2年前の雪辱を果たし、自身の代名詞となった“シューイ”を表彰台で披露した。
一方、フリー走行3回目のクラッシュによって最後尾グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、第1スティントを延ばす戦略を採りながら着実に順位を上げ、9位でフィニッシュした。
ダニエル・リカルド (優勝)
「ワオ、まだ実感が湧いていない。完璧な週末だったけど、クレイジーなレースだった。本当に長い週末だった。このレースにむけてかなり興奮していたからね。自分自身をコントロールするのが難しかったし、今日、ライトが消えるのがとにかく待ち切れなかった。スタートはうまくいったし、最も厳しい部分はほぼ終わったので、とにかくこのレースを終えようと思っていた。そのあと、28周目にコーナーを立ち上がってときに、ほとんどパワーがないように感じた。それがMGU-Kの問題だと明らかになったときは目を閉じて泣きたかった。レースは終わったと思ったし、ここで勝つために何をすればいいか本当にわからなくなった。無線でエンジニアと話して、多くのことを変更したけど、問題は解決しなかった。でも、問題があるなかでも生き残って、セブを抑え続けなければならなかった。パワーはかなり少なかったけど、幸運なことに、タイトなトラックで僕たちには良いクルマがあったので、コーナーで十分にタイムを稼いで、ストレートで攻撃をかわすことができた。他のサーキットだったら、今日のように勝てなかったと思う。そんなに楽しいドライビングではなかったし、かなり疲れたけど、とっても嬉しい。やっと借りを返すことができたし、最高にスウィートな気分だ。簡単ではなかったけど、自分はここのウィナーだと言えるようになったわけだし、チームの250戦目で勝てたのは素晴らしいことだ」
マックス・フェルスタッペン (9位)
「ダメージリミテーションになることはわかっていたけど、それでも今日は本当に楽しめた。他のクルマとレースをすることができたし、スタートからフィニッシュまでかなり競争力があった。もちろん、内心ではまだ失望している。プラクティスでミスをすることがなければ、はるかに良い結果を残せていたはずだからね。でも、その一方でレースを最大限に生かすことができた。楽しかったよ。特にここモナコは、通常、レースではクルージングをするだけだし、クルマを追い抜いて、全てのラップで戦うなんて滅多にないことだからね。クルマはハンドリングがよかったし、戦略もはまって、ポイント圏内でフィニッシュすることができたので、全てのことを考慮すれば良い仕事ができた一日だと思う。僕はキャリアを通して学んできたし、後からああすればよかったと言うのは簡単なことだけど、常に自分と向き合っていかなければならない。今週、僕はミスをしたけど、ダニエルは素晴らしい仕事をして、レースでの勝利ととてもスペシャルな時間を迎えた。彼を心から祝福している」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「今日、ダニエルが見せたパフォーマンスを説明するのは難しい。MGU-Kがなくなった28周目から、冷却、ブレーキ、タイヤ温度などありとあらゆる問題が発生したが、それでも彼は1秒以内に迫ったセバスチャン・ベッテルを防御しなたら、冷静に対応していいた。およそ25%のパワーロスがあるにもかかわらず、そこからさらに50周をリードし、チームの250戦目に勝利をもたらしたなど信じられないことだ。今日、そして、レース週末全体が本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮したダニエルのものだった。マックスは見事な巻き返しだった。最後尾グリッドからだと常に厳しいレースになるが、ここでは非常に難しいにもかかわらず何度も良いオーバーテイクを成功させて順位を上げている。また、優れたチームワークと戦略の恩恵も受け、何とかトップ10入りを成し遂げた。カレンダーにあるすべてのレースの中でも、その豊富な遺産と歴史によってモナコの勝利はハイライトになる。それに、2016年に失望を味わったダニエルにとってはとりわけそう言えるだろう。今日の勝利達成はミルトンキーンズのみんなが生み出してくれた最高のマシンと、そのステアリングを握るダニエルの能力を証明している。レースの勝利は間違いなくチームワークであり、すべてのチームパートナーに感謝しなければならない。こうして我々が特別な瞬間を味わえるのは彼らのサポートがあってことだ」
関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1モナコGP
2年前、自身初ポールポジションを獲得してレース前半をリードしながら、ピット作業の問題によって勝利を逃したダニエル・リカルド。今週末は全てのセッションを支配し、ポールポジションから順調なスタートを切っていたリカルドに再び試練が訪れた。
1回目のピットストップ後にダニエル・リカルドのマシンのMGU-Kが故障。パワーユニットの約25%のパワー、ラップタイム換算で1周につき2.5秒を失った。さらに1ストップ戦略によって残り50周でウルトラソフトを最後まで持たせなければならない我慢のレース。それでも、ダニエル・リカルドはセバスチャン・ベッテルからのプレッシャーを跳ね除け、完璧な走りで優勝。自身初となるポール・トゥ・ウィンで2年前の雪辱を果たし、自身の代名詞となった“シューイ”を表彰台で披露した。
一方、フリー走行3回目のクラッシュによって最後尾グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、第1スティントを延ばす戦略を採りながら着実に順位を上げ、9位でフィニッシュした。
ダニエル・リカルド (優勝)
「ワオ、まだ実感が湧いていない。完璧な週末だったけど、クレイジーなレースだった。本当に長い週末だった。このレースにむけてかなり興奮していたからね。自分自身をコントロールするのが難しかったし、今日、ライトが消えるのがとにかく待ち切れなかった。スタートはうまくいったし、最も厳しい部分はほぼ終わったので、とにかくこのレースを終えようと思っていた。そのあと、28周目にコーナーを立ち上がってときに、ほとんどパワーがないように感じた。それがMGU-Kの問題だと明らかになったときは目を閉じて泣きたかった。レースは終わったと思ったし、ここで勝つために何をすればいいか本当にわからなくなった。無線でエンジニアと話して、多くのことを変更したけど、問題は解決しなかった。でも、問題があるなかでも生き残って、セブを抑え続けなければならなかった。パワーはかなり少なかったけど、幸運なことに、タイトなトラックで僕たちには良いクルマがあったので、コーナーで十分にタイムを稼いで、ストレートで攻撃をかわすことができた。他のサーキットだったら、今日のように勝てなかったと思う。そんなに楽しいドライビングではなかったし、かなり疲れたけど、とっても嬉しい。やっと借りを返すことができたし、最高にスウィートな気分だ。簡単ではなかったけど、自分はここのウィナーだと言えるようになったわけだし、チームの250戦目で勝てたのは素晴らしいことだ」
マックス・フェルスタッペン (9位)
「ダメージリミテーションになることはわかっていたけど、それでも今日は本当に楽しめた。他のクルマとレースをすることができたし、スタートからフィニッシュまでかなり競争力があった。もちろん、内心ではまだ失望している。プラクティスでミスをすることがなければ、はるかに良い結果を残せていたはずだからね。でも、その一方でレースを最大限に生かすことができた。楽しかったよ。特にここモナコは、通常、レースではクルージングをするだけだし、クルマを追い抜いて、全てのラップで戦うなんて滅多にないことだからね。クルマはハンドリングがよかったし、戦略もはまって、ポイント圏内でフィニッシュすることができたので、全てのことを考慮すれば良い仕事ができた一日だと思う。僕はキャリアを通して学んできたし、後からああすればよかったと言うのは簡単なことだけど、常に自分と向き合っていかなければならない。今週、僕はミスをしたけど、ダニエルは素晴らしい仕事をして、レースでの勝利ととてもスペシャルな時間を迎えた。彼を心から祝福している」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「今日、ダニエルが見せたパフォーマンスを説明するのは難しい。MGU-Kがなくなった28周目から、冷却、ブレーキ、タイヤ温度などありとあらゆる問題が発生したが、それでも彼は1秒以内に迫ったセバスチャン・ベッテルを防御しなたら、冷静に対応していいた。およそ25%のパワーロスがあるにもかかわらず、そこからさらに50周をリードし、チームの250戦目に勝利をもたらしたなど信じられないことだ。今日、そして、レース週末全体が本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮したダニエルのものだった。マックスは見事な巻き返しだった。最後尾グリッドからだと常に厳しいレースになるが、ここでは非常に難しいにもかかわらず何度も良いオーバーテイクを成功させて順位を上げている。また、優れたチームワークと戦略の恩恵も受け、何とかトップ10入りを成し遂げた。カレンダーにあるすべてのレースの中でも、その豊富な遺産と歴史によってモナコの勝利はハイライトになる。それに、2016年に失望を味わったダニエルにとってはとりわけそう言えるだろう。今日の勝利達成はミルトンキーンズのみんなが生み出してくれた最高のマシンと、そのステアリングを握るダニエルの能力を証明している。レースの勝利は間違いなくチームワークであり、すべてのチームパートナーに感謝しなければならない。こうして我々が特別な瞬間を味わえるのは彼らのサポートがあってことだ」
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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1モナコGP