セバスチャン・ベッテル 優勝 F1 イギリスGP
レッドブルは、F1イギリスGP決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが1位、マーク・ウェバーは2位に入り、今シーズン2度目のワン・ツー・フィニッシュを達成した。

イギリスGPに新しいフロントノーズをはじめ、大幅なアップデートを加えてきたレッドブル。その効果は確実に現れ、シルバーストンのコンディションでは、ブラウンGPを大きく上回っていた。

ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテルが、スタートから猛烈に飛ばし、2位のルーベンス・バリチェロに1周につき1秒以上の差をつけ、1回目のピットストップでは20秒以上のマージンを築いていた。

その後はタイヤを労わりながらレースをコントロール。中国GP以来となる今季2勝目、通算3勝目を成し遂げた。

3番手からスタートしたマーク・ウェバーは、1回目のピットストップのあとでバリチェロをかわすことに成功。そこからは快調なペースをみせ、危なげなく2位を確保した。

今回のシルバーストンでは、タイヤに厳しいといわれるRB5が逆に有利に働いたレースと見ることができる。雨の中国GPと状況は似ている。対するブラウンGPは反対にタイヤに優しく高温のサーキットに向いている。

これからシーズン後半、路面温度とタイヤ管理が決め手となっていくことだろう。高温下でレッドブルがブラウンGPを引き離すことがあれば、レッドブルの戦闘力はブラウンGPを追い抜いたといえる。

セバスチャン・ベッテル (1位)
「素晴らしいサーキットだね。ドライバー全員が高速コーナーを楽しんでいたと思うし、本当に夢のようだね。留まることに集中して、レースの間ずっと目を開けたままにしておくのは簡単ではなかったよ! スタートがとても重要だったし、第1スティントがレース全体で重要になるとかわっていたので、引き離してギャップを広げようとしたんだ。マシンは信じられないくらい素晴らしかった。どんどんプッシュできたし、タイヤもとても一貫性があった。第3スティントは簡単ではなかった。周回遅れのクルマがたくさんいて、それぞれがバトルをしていたので、チームは僕に注意するように言ったんだ。最後のピットストップからはクリーンだったし、それからはラップごとにカウントダウンしていた。マークと大きなギャップがあったし、その時点からはレースをコントロールしていた。ファクトリーとトラックのチーム全員が本当に一生懸命に働いた。僕たちが正しい方向に進んでいることを証明できたので、とても嬉しく思う。シルバーストンにも感謝している。今回のレースはとっても楽しかった。グランドスタンドのみんなが立ち上がって、拍手してくれた。チェッカーフラッグを受けたときの雰囲気は素晴らしかった。小さい頃、マンセルがドライブしていたときにイギリスGPを観て、夢見ていたことだ。僕が今ここにいて、それをしていることを考えると、非現実的が気がするよ。今回のグランプリに優勝することができて、とても幸せだ」

マーク・ウェバー (2位)
「チームにとって素晴らし一日だった。優勝できなかったのは残念だけど、僕は昨日の予選で勝利のチャンスを失ったと思う。フロントリーにいるべきだったし、もしそうだったら、僕がルーベンスの後ろにいた第1スティントで、セバスチャンをもう少し厳しい働かせていただろうね。第1スティントで燃料をたくさんセーブしたので、最初のピットストップでルーベンスの前に出ることができた。今日はこれ以上のことができたとは思わないし、セバスチャンにおめでとうと言いたい。彼は最初のスティントで素晴らしかったし、それが彼の勝利の基盤になったと思う。そしてチーム? 最近はみんなが夜勤で没頭していたし、彼のディテールまで手入れが信用を生んでいる。彼らはとても良く導いてくれたし、彼らはそれに応えてくれた。結果は助けになるし、地元でワン・ツーという最高の結果を得られたことは彼らにとって、最高の注射になったと思う。今日は楽しかった。シルバーストンは驚くべきトラックだし、最初のコーナーを抜けて、ラップを重ねることは素晴らしかった。F1マシンをドライブするには最高の場所だし、イギリスのファンはいつも素晴らしい。今日は素晴らしい一日だったよ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1イギリスGP