レッドブル・レーシング F1
レッドブル・レーシングのテクニカル・ディレクターであるエイドリアン・ニューウェイは、今週末の中国GPには帯同せず、RB5のディフューザーの再設計に集中する。

FIA国際控訴裁判所がブラウンGP、トヨタ、ウィリアムズが使用するディフューザーに合法との判決を下したことにより、レッドブルは5月末のモナコGPまでにマシンの変更を間に合わせることを望んでいる。

「我々はすでに新しいソリューションに取り組んでいる」とレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは語る。

「正式な結果が出たので、エイドリアン(ニューウェイ)はすぐさま上海へのフライトをキャンセルし、ファクトリーに留まる。すべてが計画通りに進めば、我々はモナコに“新しい”マシンを持ち込めるだろう」

レッドブルは、これまでに承認のために似たようなデザインを提出して却下されていたことから、今回の3つのダブルデッカー・ディフューザーが承認されたことに怒っているとマルコは語る。

「我々が怒っているのは、我々は問題になったようなディフューザー・ソリューションの解明のためにチャーリー・ホワイティングに接触し、違法だと伝えられていたことだ。したがって、チームは似たようなアイデアを持っていたが、それ以上は追及しなかった」

「私はこれがコーナーリングスピードにどんな影響を及ぼすかはわからない。マシンがあまりに速くなれば、すぐに問題になると思っているし、ダブルデッカーが作り出す気流は、再びオーバーテイクをより困難なものにするだろう。要するにワーキンググループで同意された規約のスピリットに反しているということだ」

関連:FIA、問題のディフューザーを合法と判断 - 2009年4月15日

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング