F1 エアロスクリーン
レッドブルは、F1エアロスクリーンがドラックで呼ばれた場合の可視性についてすぐに準備に取り掛かることができる解決策を持っているとダニエル・リカルドは述べた。

木曜日、“エアロスクリーン”と名付けられたレッドブルのコックピット保護コンセプトの実物がソチのピットレーンでお披露目された。

金曜日のフリー走行1回目には、ダニエル・リカルドが実際の感触を得るためにRB12にエアロスクリーンを装着してインストレーションラップを行う。

フェラーリがプレシーズンテストで試した“ハロー”と比較して、エアロスクリーンは、ウェットレースやスクリーンに液体や埃がついて場合の可視性が潜在的な欠点として指摘されている。

「それについては僕も尋ねたよ」とダニエル・リカルドはソチで述べた。

「今のところ、早くにできるのは、ピットストップ中のティアオフ・システムだ。NASCARに似たようなのがある」

「それにスクリーンには、バイザーのレインXのような働きをするコーティングをすることができるし、物質は浮いてくるだろう。オイルや液体は素早く分散する」

「必要であれば、明日にでもやれる短期的なことはいくつかある」

ダニエル・リカルドは、エアロスクリーンがトラック上での視界を狭めるとは思っていないが、動いているクルマでは、ガレージ内で座っているとの遠近感が異なるかもいれないと認める。

「第一印象はOKだと思うよ」とダニエル・リカルドは述べた。

「ミラーに沿った構造なので、僕たちがすでに持っている以上に視界を妨げることはない」

「前はかなりオープンだ。上部に構造があるけど、かなり高いので、目線を遮ることはない」

「もちろん、トラックで装着してチェックしてみたいけどね」

「今のところはかなりクリアに見えている。彼ら良い仕事をしたと思う。でも、高速で走っているときにどうなるか見てみたい」

ダニエル・リカルドは、安全性の議論は、F1は完全にオープンコックピットのままにするべきだとのいかなる主張をも上回ると考えている。

「それは違う。みんなはヘルメットを見ることには慣れているよね。それが観客がドライバーに見えることができる唯一ものだ」

「でも、そうだね、僕は安全のためならそれに賛成だ」

「今後20年間でひとつでも命を救うことができるのであれば、それをやっていくべきだ」

「僕たちはちょっとした変更を受け入れてきた。人々はそれに取り組んでいくし、僕たち全員がそれを走らせていれば、素早く適応するだろうし、ファンも理解してくれると思う」

関連:レッドブル、キャノピー型コクピット保護デバイスの実物を披露

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング