キミ・ライコネン
キミ・ライコネンは、フェラーリの新車SF16-Hがすでに昨年のマシンよりも良くなっていると感じたようだ。

バルセロナテスト3日目にSF16-Hを走らせたキミ・ライコネンは、燃料システムのトラブルで午前中の走行を失うも、午後のセッションでは78周を走り切った。

予定よりも走行時間が少なくなったものの、SF16-Hの第一印象は良かったとキミ・ライコネンは述べた。

「もちろん、半日を失ってしまったので、理想的なスタートではなかったけどね。修正が必要な問題が起きることはあるし、そこにちょっと長くかかってしまったけど、それでもそれなりに多くの走行ができたと思う。マシンはまったく変更していなかったし、とりあえず最初に数周を走って、マシンにちょっと慣れたところで午後は長めの走行に取り組んだ」

「最初の感触はとても良い。全体的には最高の1日ではなかったけど、きっと良くなると思うし、とにかく今はマシンで多くの時間を過ごす必要がある」

「様々なことに取り組んでいるし、改善を目指しいる。もっと良いマシンになると確信している。すでに昨年末よりも良いマシンになっているし、正しい作業ができていると思う」

「全体的なハンドリングは良い。昨年、改善しなければならないと思っていたエリアは多いけど、ハンドリングもそのひとつだ。他にもたくさんある。いい感じになってきているのは実感しているし、すべてに満足できるようになるだろう。優れたマシンに仕上げるにはまだやらなければならないことはたくさんあるけど、きっと良くなると確信している」

V6ターボエンジン時代に突入して以降、キミ・ライコネンは自らが好むフロントエンドを確保できていない。

SF16-Hのフロントエンドはどうかと聞かれたキミ・ライコネンは「良くなっているなんて誰がわかる? 確かに、それが目標だけど、僕はもう昨年のマシンに比べてこれが良くなっていると確信している」とコメント。

「多くのエリアが改善している。まだ始まったばかりだ。特に僕はね。このマシンで走り始めたばかりだ。そうだね、フロントエンドは増えているけど、いつもフロントエンドが問題というわけでもない。バランスも作業しなければならない」

「でも、まだ適切な場所に当てはめていかいけないものも多く残っているし、ただマシンに乗って走っているだけではない。感触はいい感じだし、そこを調整していくつもりだ」

また、ライコネンはマシントラブルによって午前の時間を失ったが、もっと大きな問題を回避できるのであれば走行が短縮されたことも気にならないと一蹴した。

「午前中にかなりの時間を失ったり、半日を失うのは痛いけど、変なトラブルで丸一日を失ってしまうよりはちょっとでも走れた方がいい。実際、かなり走り込めたしね」

キミ・ライコネン SF16-H

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ