キミ・ライコネン (ロータス)
キミ・ライコネンが、F1ハンガリーGPへの意気込みを語った。

ハンガリーを良い週末にするためには?
ハンガリーでは何度も2位でフィニッシュしているので、1コーナー後にレースをリードすることがいかに重要かわかっている。DRSがあってもなくても、ハンガロリンクでオーバーテイクするのは簡単なことではない。正しい週末にするためには、FP1、FP2、FP3で良いセッションをしなければならないし、そのあと力強い予選セッションを過ごして、最終的にレースで完璧なレースをしなければならない。

しかし、あなたの唯一の優勝は4番グリッドからスタートした2005年ですよね?
とても良いスタートが切れて、1周目の終わりには2番手にいたし、そこから全てがうまくいった。

雰囲気はいかがですか?
ハンガリーに行くのはいつも嬉しい。最も難しいサーキットというわけではないけど、本当にチャレンジングな会場だ。通常、とても暑くて、厳しいレースになる。もちろん、暑さは今年ここまで僕たちのクルマの助けになっているので、それによって状況は良くなるだろうけど、暑さが苦じゃないのは勝ったときだけだね。

ハンガロリンクで速いクルマのための鍵となる要素は?
速いクルマだ。かなり低速でツイスティなサーキットなので、あそこでは本当に重要なことが2つある。優れたターンインとトラクションだ。それがあれば、レースのための力強いクルマを得られる。

良いスタートを切るには?
もちろん、予選で上位を獲得する必要があるけど、グリッドの汚れた側も避けなければならない。今シーズンのレースを振り返れば、トラックの汚れた側は、スタートで本当に不利になっているように思う。

いくつかの点で、今回のレースはあなたの“ホーム”グランプリとして見られていますよね?
しばしば、ハンガリーはフィンランドのグランプリと呼ばれていた。毎年、多くのフィンランド人がこのレースを観にくるし、青と白の旗が振られているのを見るのはいつだって嬉しいことだ。

ドイツGPでの2位をどのように考えていますか?
ポイントは良かったし、僕たちには力強いクルマがあった。温かい気温が僕たちのクルマに合っていることを再確認したし、ブダペストは通常気温が高いので、状況はいいはずだ。もちろん、今年のクルマでトラックを走ってみるまでわからないけどね。ドイツでは、無線がきとんと働いていなくて、メルセデスの後ろで身動きが取れなくなった。レースの助けにはならなかったね。クルマのパフォーマンスはかなり近かったけど、ニュルブルクリンクはハンガロリンクよりもオーバーテイクが簡単なので、予選をうまくやる必要がある。

最後のピットストップをしないという選択はありましたか?
交換したとき、タイヤはかなりオーケーだったけど、どれくらい長く持つか、レースで何が起こるかを知ることはできない。無線の問題は助けにならなかった。エンジニアが僕に質問しているのは聞こえたけど、エンジニアが僕の言っていることを聞くことができなかった。そうするべきだったと言うのは簡単だけど、あのような戦略はトライしない限りわからないものだ。ピットインしてソフトタイヤに交換して、レースの最後にセブ(ベッテル)に近づけたけど、ちょっと違ったことをしていれば、ちょっと後ろよりも、ちょっと前だったかもしれない。

ドイツでのこれまでの最高のリザルトでしたね。以前のレースよりも良い感覚でしたか? それとも優勝しなければ違いはありませんか?
もちろん、僕たちはレースに勝つためにここにいる。ドイツでは、十分に速くなかったので優勝できなかったけど、いくつか難しいレースをした後だったので、チームにとって良い結果だった。セブが優勝したことで、リーダーに対して多くのポイントを失ったけど、まだシーズンは長いし、少なくともトップを争える位置に居続けられれば、再び優勝できると思っている。

ブダベストでうまくやることはできそうですか?
そこに行く前に推測しても意味はない。僕たちが求めている結果を得られればいいね。今回のレースの後、休みを取って、良い結果でシーズン中盤にバッテリーを充電できれば嬉しいけど、最も重要なのはポイントを獲得することだ。

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / F1ハンガリーGP / ロータス