キミ・ライコネン
ロータスは、キミ・ライコネンに早急に今後の決断を下すようプッシュしている。

キミ・ライコネンは、すでにレッドブルと“軽い話し合い"を行ったことを認めているが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、契約締結を急いでいないと強調している。

しかし、ロータスは早急にキミ・ライコネン残留を確定させることを目指している。

ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、「彼(ライコネン)は、我々が2014年にむけて計画を立てていく必要があることをわかっている。我々としては、彼が夏休み前までに残留するどうかを決断するものと想定している」と Bild am Sonntag にコメント。

ロータスは、先日株式の35%をインフィニティ・レーシングに売却したことを発表。エリック・ブーリエは、堅実な財政支援を確保したロータスは、キミ・ライコネンにとって最適な居場所だと考えている。

「我々はキミを引き止めるために必死に戦っている。あらゆる手を尽くすつもりだ。個人的には、彼が来年もうちのマシンに乗っていると確信している」

Bild am Sonntag は、レッドブルの方が確実にキミ・ライコネンに多くの報酬と速いマシンをオファーできるが、キミ・ライコネンはすでに十分な資産を持ってるため、それがすべてではないかもしれないとの見方をしている。

「キミは売りに出ているわけではない。彼にはこれ以上のお金は必要ない。つまり、レッドブルは単純に彼を買うことができないということだ」とエリック・ブーリエは主張。

「私は、彼が何を考えているかわかっている。お金は一番重要な要素ではない。我々は彼を中心にチームを組み立てており、彼はそれを必要としている。彼はここのメンバーやエンジニア、マネジメントを気に入っている。キミは何よりも自由を好む。その自由と優れたマシンという組み合わせで言えば、ここ以上のチームはないと思う」

エリック・ブーリエは、キミ・ライコネンにとってレッドブルが適切な場所なのかどうか疑問を呈した。

「まず第一に、レッドブルは完全にセバスチャン・ベッテルを中心に築かれたチームだ。キミは、彼は3度の世界選手権制覇をもたらしたドライバーの後に組み入れられることになる。それ以外にも、レッドブルでは少なくとも20日、もしくは30日のPR活動に従事しなければならない。だが、うちは少ない。だからこそ、彼はここに満足している」

「キミはベッテルを打ち負かしたがっているが、いかなるものを犠牲にしてもいいというわけではない。私にできるのはロータスの長所を並べて議論することだけだ」

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / ロータス