レーシング・ポイントF1:競技規則には違反も技術規則では合法…今後も該当ブレーキダクトは使用可能
レーシング・ポイントF1のチーム代表オトマー・サフナウアーは、スチュワードがルノーF1のブレーキダクトに対する抗議に対して下した最適に“戸惑っている”と認める。

8月7日(金)、スチュワードは、レーシング・ポイントRP20のブレーキダクトが違法だとする抗議を指示し、チームに対して15ポイント剥奪と40万ユーロ(約5000万円)の罰金を科した。

レーシングポイントは、設計プロセスの“リステッド・パーツ”要素に関連する競技規制に違反と判断されたが、決定的に重要なのは、技術規制に違反していないことだ。残りのシーズンは、同じブレーキダクトでも懲戒処分を受けるだけとなる。

「裁定からの朗報は、マシンが技術的な観点からは完全に合法であるため、ブレークダクトを引き続き使用できることだ」とオトマー・サフナウアーはSky Sports F1 に語った。

「それは競技規制の範囲内にあるプロセスの方法にすぎない。我々は競技規則を読んだが、我々がしたことをやってはいけないと具体的に言っている部分は何もない」

「他のチームもまったく同じように、おそらく我々が行った方法よりもさらに多くのことを行っているので少し困惑している」

「これから我々が受けた罰を上訴するべきかどうかを決定する必要があるが、良い知らせは、我々がこのマシンを現状のまま、今後も継続して走らせることができ、合法であることだ」

オトマー・サフナウアーは、ブレーキダクトが、“ノン・リステッド・パーツ”から2020年に“リステッド・パーツ””に移動された唯一のコンポーネントであることを考えると、ルノーF1はマシンの他のエリアに抗議することができないと確信していると語る。

「マシンでノン・リステッド・パーツからリストテッド・パーツに移動された唯一のパーツはがブレーキダクトだ」とオトマー・サフナウアーは説明した。

「私がこれに投票したとき、戦略グループ会議に出席していたし、ノン・リステッド・パーツからリステッド・パーツへの移動をサポートした。これを望まれないチームもあれば、望んだチームもいた。浮動票だったと思っている」

「私はこの件についてシリル(アビテブール/ルノーF1代表)を心からサポートした。ブレーキダクトがノン・リステッド・パーツからノン・リステッド・パーツ移動すること考えられる前からこのプロセスを開始した」

「したがって、規制が明確でない場合、プロセスが規制の範囲外であると見なされていることに私は苦痛を感じ、驚いている」

“ピンクメルセデス”のアプローチは、将来的にF1を“スペック(仕様)シリーズ”にする可能性があるという懸念が提起されている、オトマー・サフナウアーは、2022年の技術規制の見直しにより、この問題は“完全になくなる”と考えている。

「このようなことはすべて2022年の新しいルールによって扱われるはずだと思っている」とオトマー・サフナウアーは述べた。

「そこにはさまざまなカテゴリがあり、それだけに対処する必要がある。2022年にはさらに明確になり、ウイルスの状況により規制が1年延期されたが、この問題は完全に解消されるだろう」

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カテゴリー: F1 / レーシングポイント / F1マシン