レーシング・ポイントF1、ニコ・ヒュルケンベルグの代役起用を正式発表
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セルジオ・ペレスは、水曜日に受けた1回目の新型コロナウイルス検査で確定的な結果が出ず、木曜日に予定されていた記者会見を欠席。サーキット入りせずに自主隔離に入り、再検査の結果を待っていた。
しかし、残念ながら、結果は陽性と診断され、今週末のF1イギリスGPの欠場が決定。また、イギリスでは新型コロナウイルスの強制隔離期間が7日間から10日間に延長されており、次戦70周年記念GPも欠場となる見込みとなっている。
F1は、ドライバーに感染者が出た場合でもグランプリは決行することを明らかにしており、レーシング・ポイントはセルジオ・ペレスの代役を起用することになる。
レーシング・ポイントF1は、公式リザーブドライバーを任命しておらず、エンジンサプライヤーのメルセデスF1のリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスを共有している。
だが、ストフェル・バンドーンは、ベルリンで開催されるフォーミュラEにむけて準備を進めており、今週末シルバーストンには来ていないエステバン・グティエレスは2016年末を最後にF1から離れており、以前のスーパーライセンスが期限切れになっており、再びレース出場の資格を得るためには300kmのF1テストを完了する必要がある。
そこでレーシング・ポイントF1は、昨年までルノーF1のドライバーを務めていたニコ・ヒュルケンベルグを起用。ヒュルケンベルグはフォース・インディア時代に同チームに5年間所属しており、2012年と2014年~2016年にレースドライバーを務めていた。
177戦で表彰台未登壇という不名誉な最多記録を保持しているニコ・ヒュルケンベルグだが、今季のレーシング・ポイントF1の“ピンクメルセデス”はメルセデスに次ぐ速さを見せており、今回の代役で初表彰台を獲得できる可能性もある。
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