F1カタールGPスプリント:ルクレールに5秒ペナルティでポイント圏外降格
2023年F1第18戦カタールGPのスプリントレースでトラックリミット違反を繰り返したとして、シャルル・ルクレールとランス・ストロールに5秒ペナルティが科された。その結果、ルクレールは7位からポイント圏外の12位、ストロールは13位から15位へと順位を落とした。

FIA(国際自動車連盟)の突然の声明を受け、トラックリミットが今週末も大きな話題となっている。

土曜日の朝、FIAはピレリがコンパウンドのトップとタイヤカーカスの間に裂け目があることを確認したため、ターン12と13のトラックリミットを80cm内側に移動したと発表した。

これは、ドライバーがロサイル・インターナショナル・サーキットの改良された縁石の上を高速で長時間走行したことが原因。縁石は50mm盛り上がった「ピラミッド型」になっており、タイヤが縁石を乗り越えた際に衝撃を与える。

そのため、ドライバーは変更後のパーミッターに慣れるために10分間のプラクティスセッションが追加された。しかし、19周のスプリントレースではトラックリミット違反が多発した。

フェラーリのルクレールとアストンマーティンのストロールには5秒のペナルティが科せられ、両ドライバーは「正当な理由なく」4回コースアウトしたことが判明した。

フェラーリのルクレールとアストンマーティンのストロールには5秒のペナルティが科せられ、両ドライバーとも4回にわたって「正当な理由なく」トラックを離れたことが判明した。

その結果、ルクレールは7位から12位、ストロールは13位から15位に降格し、ウィリアムズはアレックス・アルボンが7位を引き継いで2ポイントを獲得し、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソが最終ポイント獲得ポジションに浮上した。

スプリント後、ピレリは広範囲にわたるタイヤ分析を実施し、57周のグランプリに間に合うようにさらなる措置を講じる必要があるかどうかを判断する予定だ。

それでも裂傷の問題が確認された場合、FIAはニュータイヤで20周、ユーズドタイヤで22周(予選のインラップとアウトラップを含む)を超えないことを義務づける。これは予選のインラップとアウトラップを考慮したものである。

また、3回のピットストップも義務づけられている。理論上は2回のピットストップで走りきることができるが、チームの戦略的分岐点を確保するために1回のピットストップが追加される。

2023年 F1カタールGP スプリント 結果・順位

1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
3.ランド・ノリス(マクラーレン)
4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
6.カルロス・サインツ(フェラーリ)
7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
10.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
11.角田裕毅(アルファタウリ)
12.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
13.ケビン・マグヌッセン(ハース)
14.周冠宇(アルファロメオ)
15.ランス・ストロール(アストンマーティン)
DNF.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
DNF.エステバン・オコン(アルピーヌ)
DNF.セルジオ・ペレス(レッドブル)
DNF.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
DNF.リアム・ローソン(アルファタウリ)

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カテゴリー: F1 / F1カタールGP / ランス・ストロール / シャルル・ルクレール