ピレリ マクラーレンとの2026年雨天用F1タイヤの2日間のテストを終了
マクラーレンF1チームと共同で実施されたピレリの次世代レインタイヤの開発に関する2025年の最初の2日間のテストセッションが、ル・カステレ・サーキットで終了した。

今回のテストでは、2026年シーズン用のウェットタイヤとインターミディエイトタイヤに焦点が当てられた。この年には、現在のものと同じ18インチのホイールリム径が規定されるが、フロントおよびリアアクスルの幅と外径は若干小さくなる。

1月29日と30日のテストでは、ル・カステレ・トラックの2Aバージョン(全長3.463キロ)が使用された。初日にはオスカー・ピアストリが120周を走り、ベストタイムは1分07秒008だった。一方、2日目にはランド・ノリスが123周を走り、ベストタイムは1分07秒956だった。2人のドライバーは合計で840キロを走行したが、すべてウェットコンディションでの走行だった。

初日はドライコンディション、2日目は断続的に雨が降ったが、トラックの表面は、トラックのコンディションをできるだけ均一にし、さまざまなプロトタイプで収集したテストデータの最も効果的な評価を可能にするために、給水車とスプリンクラーで人工的に灌漑された。

マクラーレン F1 タイヤ

「2025年の最初のテストセッションは非常に有益だった」とピレリのモータースポーツ・ディレクター、マリオ・イゾラはコメントした。

「ウェットコンディションのタイヤをテストする場合、信頼性の高いデータを取得するために、同じトラックコンディションを常に再現することは容易ではないが、この2日間で、新しいインターミディエイトタイヤとエクストリームウェットタイヤを開発する上で重要な多くの情報を収集することがでた」

「ポールリカールでのテストの後、今後2週間でさらに2回のテストセッションが予定されている。いずれもスペインで行われ、ドライタイヤに焦点を当てたテストとなる」

「2月4日と5日にはマクラーレンとフェラーリがバルセロナ・カタロニア・サーキットで、12日と13日にはヘレス・デ・ラ・フロンテーラで、アルピーヌが両日、マクラーレンとメルセデスがそれぞれ1日ずつ、トラック上でのテストを行う予定だ」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / マクラーレンF1チーム