F1チーム、ピレリと13インチタイヤの供給継続について交渉
F1では13インチタイヤの時代は終わりを告げるが、それでもまだ需要はある。F1チームは13インチタイヤの少量供給を継続することをピレリと交渉している。

2022年にF1は18インチタイヤに切り替える。それは古い13インチタイヤがレース目的でどのように使用されなくなったことを意味する。ピレリのF1タイヤテストプログラムが完全に18インチタイヤに移行したことで、古い13インチタイヤの計画された生産は停止した。

しかし、それはF1チームの13インチタイヤへ需要が枯渇しているわけではない。F1チームはジュニアドライバーと旧型マシンでプライベートテストを行ったり、プロモーションイベントを行うことが多いため、しばらくの間、F1チームに13インチタイヤは必要となる可能性がある。

たとえば、今週、フェラーリとアルファタウリは、それぞれマラネロとイモラでプライベートテストを実施している。

フェラーリは2018年の『SF71-H』を使用しており、アルファタウリは2020年の『AT01』を使用している。それは、こういったプライベートテストなどで、13インチタイヤがまだ必要であることを意味する。

RacingNews365.comは、F1チームとピレリの間で13インチタイヤの少量供給を当面継続するための交渉が進行中だと報道。

ピレリは、レッドブル、フェラーリ、アルピーヌといった育成組織をもったF1チームのために“ドライバーアカデミー”テスト専用に指定された13インチタイヤを供給することを確認した。

ピレリの目的は、F1チームからの要求に基づいて、オンデマンドで13インチのタイヤを製造することだ。つまり、在庫が決まっているわけではない。

これにより、これらの古い車のF1テストやプロモーションデイなどのテスト目的に適したタイヤの安定した供給が保証される。F1チーム(レッドブルなど)が世界中の場所で主催するデモンストレーションラン、スポンサーの撮影日、チームが古い車を使用することを決定したトラックタイムなどのイベントが含まれる。

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カテゴリー: F1 / ピレリ